視点なし 処分2 ページ41
イザベラ「はい。イザベラ・マリシャスですが」
グリンデルバルド「すまない。君に用があってね」
扉が開いた。グリンデルバルドは中へ入り、自らの変身術を解く。茶色の髪はプラチナブロンドに、青色の瞳は白と黒へと戻る。
イザベラ「まぁ!グリンデルバルド様!?」
グリンデルバルド「しぃ」
イザベラ「コホン。失礼致しました、グリンデルバルド様。どのようなご用件でしょう?」
グリンデルバルド「Aを知っているかい?」
グリンデルバルドがAの名を出すと、イザベラは小さく目を逸らす。
イザベラ「申し訳ございません、グリンデルバルド様。Aは1度捕まえたものの…逃げられてしまいまして」
グリンデルバルド「そうか」
イザベラ「申し訳ございません。もう一度機会を頂ければ、今度は必ずAをグリンデルバルド様の所へお連れ致します」
グリンデルバルド「いや、もう十分だ。君はよくやった。…Aを傷つけたことは見過ごせないが」
途端に笑顔になっていたイザベラの顔が凍りつく。
グリンデルバルド「Aの頬は真っ赤に腫れ、傷だらけだった。あの道具で全てを見させてもらったが…頬を引っ叩き、磔の呪文をかけ、逃げるAに攻撃呪文を放ったそうだな?」
イザベラ「さ、最後のは私ではありませんわ!私の部下が…」
グリンデルバルド「だが、そう命令したのはお前だ。違うか?」
グリンデルバルドが冷たい目でイザベラを睨みつける。
グリンデルバルド「確かに私はAの事を言った。まだこちら側に来ていないからこそ、じわじわと来させるつもりだとも言った。…それをお前はAを傷つけ、苦しめ、Aのこちら側への信用も無くし…全てを台無しにした。…愚か者が」
イザベラ「も、申し訳ございません!!」
グリンデルバルド「もう遅い。こちら側に不利益をもたらす者は不要だ」
グリンデルバルドの杖から出た緑色の光線は容赦なくイザベラの胸に当たり、イザベラは糸の切れた操り人形のようにがくりと膝をついた。その目は恐怖と絶望に彩られていた。
グリンデルバルドはちらりとイザベラを見て、踵を返した。ドアの前で髪を茶色に、瞳を青にし、服も変え、再び「ケビン・ロバーツ」の姿になる。
そして、ドアを開けMACUSAの中を通る。そのまま外に出ると、路地裏へいき姿くらましをして消えた。
Aの最強セコム、グリンデルバルド。彼女を傷つける者は絶許。死あるのみ。
はいここテストに出ますよ!
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リサ - こんばんわ。いつもこの小説を読んでいます。次も楽しみです。闇落ちの方を読んでみたいです。 (9月8日 0時) (レス) @page28 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - みかんさん» コメント有難う御座います。作品を楽しんで頂けて、とても嬉しいです。闇堕ちですね。有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - こんにちは。いつもこの小説を楽しみにしています。闇落ちのほうを読んでみたいです!楽しみにしています!! (2019年9月3日 12時) (レス) id: 10b371d446 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - きなこさん» 返信遅くなり申し訳ないです。コメント有難う御座います。そう言って下さり、とても嬉しいです。闇堕ちありですね、有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると幸いです。 (2019年8月29日 8時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - はじめまして、こんにちは!!この作品がとても好きなので、いつも楽しみにしてます♪私的には闇落ちルートありだと思います!!これからも楽しみにしてますね。 (2019年8月28日 9時) (レス) id: 5408dae180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルイーザ | 作成日時:2019年7月6日 8時