新聞 ページ42
ドタドタドタ。
ベッドの上でゴロゴロしながら本を読んでいた私は、珍しく音を立てて歩く、いや、走ってくるニュートの足音にビクッとして慌てて本を枕の上に隠す。ニュートは、つい先日レパロしたドアを開けた。
『どうしたの、ニュート？』
ニュート「A！大変だよ！これ、見て！」
ニュートが広げたのは日刊予言者新聞。第1面には大きく「イザベラ・マリシャス殺害」と書かれている。
『…ニュート、貸して』
私はニュートから新聞を受け取ると、読み始めた。
○○日、闇祓いのイザベラ・マリシャスの遺体が同僚のアリア・ストーンによって発見された。遺体はイザベラ・マリシャスの部屋で見つかっており、傷がない状態で発見されたことから、死の呪文をかけられたとされている。また、イザベラ・マリシャスは亡くなる直前ケビン・ロバーツという男に会っていることから、彼の関与と行方について調べている。
ニュート「A、これって…」
『…うん。多分…グリンデルバルド』
…また…私のせいで…。私のせいで…。
小さく俯く。心做しか体が冷たくなってきたような気がする。
『…前に私に言ったの…本当だったんだ…』
ニュート「前の？」
『…うん。前に…「私の元へくればそういった者から君を守ることができる。…排除できる」…って』
ニュート「…A」
『…また…私のせいで…』
ニュート「A」
ニュートの手が私の頬を挟んで、ニュートの顔に近づける。目が合って、吸い込まれそうなほど綺麗な緑色の瞳に私がゆらゆらと映っているのが見えた。
ニュート「…Aのせいじゃない」
『…え？』
ニュート「Aのせいじゃない」
『あ、ありがとう…？』
語尾が上がってしまったのは許して欲しい。何しろいきなりのことでビックリしたのだ。
ニュートの顔がみるみる赤くなる。すると、あわてて私の頬から手を離した。
ニュートのあまりの変化にクスッと笑うと、ニュートは耳まで真っ赤に染めて、「笑わないでよ！」と呟いた。
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リサ - こんばんわ。いつもこの小説を読んでいます。次も楽しみです。闇落ちの方を読んでみたいです。 (9月8日 0時) (
レス) @page28 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - みかんさん» コメント有難う御座います。作品を楽しんで頂けて、とても嬉しいです。闇堕ちですね。有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - こんにちは。いつもこの小説を楽しみにしています。闇落ちのほうを読んでみたいです！楽しみにしています！！ (2019年9月3日 12時) (レス) id: 10b371d446 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - きなこさん» 返信遅くなり申し訳ないです。コメント有難う御座います。そう言って下さり、とても嬉しいです。闇堕ちありですね、有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると幸いです。 (2019年8月29日 8時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - はじめまして、こんにちは！！この作品がとても好きなので、いつも楽しみにしてます♪私的には闇落ちルートありだと思います！！これからも楽しみにしてますね。 (2019年8月28日 9時) (レス) id: 5408dae180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイーザ | 作成日時：2019年7月6日 8時
