ニフラーになった私

熱 ページ29

…体が熱い。熱くて…溶けそう。

私はシーツの冷たい場所を求めて寝返りをうった。そして、コツンと何かにぶつかった。よく見ると、ニュートだった。

ニュートはうぅーと唸ってうっすらと目を開けた。

…起こしてごめんね。

ニュートの手が私の体に当たり、その瞬間ニュートは飛び起きた。

ニュート「A！大丈夫！？」

…大丈夫じゃない。熱くて熱くて…すごく…つらい。後、耳元で叫ばないで…。

『…ふす……ふす…』

ニュートは私を抱きかかえるとすぐにミルクを温めて一さじ一さじ私の口の前に持ってきた。最初は飲んでいたが、次第に食欲がなくなってくる。

『…キュウ……』(もういい…)

私はスプーンを持っているニュートの手に向かってふるふると首を振った。食欲がない。何も食べたくないのだ。

ニュート「まだ3分の1も飲んでないじゃないか…。ほらA、口開けて」

『キュ…』(ムリ…)

ニュート「飲まないと薬飲めないだろう？ほらA。……お願い」

ニュートの「お願い」には勝つことができない。迷子の子犬のような目で「お願い」と言われて心を動かされないのはよっぽど心がない人か、蝋人形のどちらかだろう。

しぶしぶ口を開き、無理やりミルクを流し込む。やっと3分の1飲み終わり、花のような笑顔を浮かべたニュートにふわりと頭を撫でられた。

が、よく見ると片手に超絶激マズ薬を持っている。すぐに逃げたが捕まえられ、再び超絶激マズ薬のお世話になった。

…ああああああぁぁぁぁぁ！！！！




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夜遅くに大変申し訳ありません。どうしても令和になった瞬間に投稿したかったんです…。


皆様、令和もよろしくお願いします！


三日間連続投稿でちょっと疲れたけど、達成感ハンパない

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