ニフラーになった私

就寝 ページ24

私は堪能できるだけニュートの寝顔を堪能すると、ニュートの肩に上って揺すぶった。

…普段見れないんだから少しぐらい、いいよね？ニュートだけが私の寝顔を知っているって公平じゃないもん。

『ニュート、起きて。ベッドで寝ないと風邪ひくよ？』

私がそう言った言葉は、ニフラーの鳴き声にならずに人間の言葉のまま出てくる。

…えっ！？戻った！？

ニュートはうーと唸ってうっすらと目を開けた。

ニュート「……ニーナ……？」

…私はAでニーナじゃない。

なぜかニーナと呼ばれることに違和感を感じた。

ニュート「A、起こしてくれたの？」

『キュ！』

…あれ、戻った。誰かが寝ている時は戻るのかな？わからないや。

ニュート「ありがとう、A。もう寝るか…。……ふわぁぁぁぁ………」

…かわいい…！！めっちゃかわいい…！…というか心臓に悪いからやめてほしい…！

ニュートは私をそっと持ち上げ、ベッドに入った。それから10秒とせずに眠り始める。

…MACUSAに行って疲れたのかな？それにしても…かわいい寝顔。

『おやすみ…ニュート』

…やっぱり寝ている時だけ戻るのかな。

ニュート「んん〜おやすみ〜ニーナ」

…違う。私はニーナじゃない。私は…A。…あれ、でもなんで今更違和感が？ホグワーツ時代からずっとそう呼ばれてたのに。疲れてるのかな？

私はニュートの近くに体を寄せると、目を瞑った。

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