31.番外編2 ページ31
ガチャリと勢いよくドアを開け、いってきまぁすと家に叫ぶ。
返ってくるのは、ジャンヌの元気のよい鳴き声とお母さんの気の抜けた「気を付けてね」。
そんな些細な事にでも嬉しくなって、家から学校までの道を御機嫌に歩き始めた。
本編では低血圧の私が何故こんなに朝から明るいか(メタい)?
それはもう決まっている、うちの学校の美男美女を拝むためだ。
今日は水曜日、時間割りは最高だ。
スキップでもしそうな勢いで歩いていると、鈴紗と遭遇した。
「おっはよ〜〜!」
「テンションきm…いや、毎日か」
失礼な。これのどこが可笑しいのかなぁ?♡((
「だってだってさぁ、あんな美声の美男美女を拝めるんだよ?最高じゃん。この学校入って良かった」
「そうねぇ」
鈴紗が適当に相槌を打つ。「コイツだりぃ…」みたいな感じで←
まぁこれもいつものことだ、私はルンルン気分で学校へ向かう。
ホームルーム直前までイヤホンで音楽を聞き、45分の3分前程にりぶ先生とくろくも先生が教室に入る。
あぁ今日も美男美女だうちの担任達は…。
「おっはー」
「あ、おはようございます、くも先生!」
後ろから肩を叩かれると、そこにいたのはくろくも先生。
「今日もりぶ先生は天然だったわよ、仕事のデータ保存すんの忘れてページ閉じてた」
「それ天然なんですか、ドジじゃないんですか。まぁ可愛いからなんでも良いですけど←」
相変わらず推してるわねぇ、と関心されたように(?)言う彼女。
「もう毎日推しを拝めるの幸せですよ…」
この尊さを語るだけで余裕で一日は使いますね、とドやると若干引きぎみに相槌を打たれた。
「え、じゃあ今度学級の時間にりぶ先生語る?w」
「え良いんですか」
「あやっぱ駄目」
この子に言うんじゃ無かった、と苦笑いされた。
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月見だんご(プロフ) - 村人Aさん» それも多少は含んでますけど主にぶりっこイメージです!w (2018年7月14日 7時) (レス) id: f56c0db37a (このIDを非表示/違反報告)
村人A - 好きなのを選んでねっ♪ってもしかして・・・幸福安心委員会? (2018年7月14日 6時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見だんご x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 21時