29.自覚 ページ29
ちゅー、とストローでオレンジティー擬きを飲む。ん、おいし。
今は答え合わせ中で、りぶさんがキュッキュッと音を立ててペンで丸をつけている。
「ん…よし。答え合わせ終わり、はいどうぞ」
「ありがとうございます」
軽く頭を下げて、プリントを受けとる。大方7割位は合っていた。
「結構いけてるね。基本問題のミスが目立つかな…?一個一個解説してくね」
指でとん、と押さえながら文法の解説をしていくりぶさん。
やばい睫毛長指ほっそ((
そんな煩悩を必死に振り払うものの、やはり気になってしまうのだ。
「…どうしたの?」
それに気付いたりぶさんがこくり、と首を傾げる。あぁもう行動が一々あざといんだって(荒ぶる千鶴氏)
「いいえ、なんにもないです!」
そっか、とりぶさんが頷く。その後に、くすりと笑った。
「もしかしたら…俺に見惚れてるんじゃないか、なーんて思ったけど…違った?」
そう言って、妖艶な笑みを浮かべる。
そんな彼に頬が赤くならないはずがなかった。
「うっ…見、惚れてました…」
「うん、良くできました」
そうして、りぶさんが私の頭をぽんぽんと撫でた。
「おい危ねぇぞあざとりぶ」
スパァンと彼の頭に降り下ろされた、丸まったクリアファイル。
頭を押さえるりぶさんの後ろの席から歌詞太郎さんが顔を出した。
「いった…あざ太郎さんに言われたくないよ」
「自分がド天然なの忘れたの?お前無自覚でやるからたちが悪いんだよ、俺自覚あるし」
「自覚ありでやってんですか!?」
取り敢えず歌詞りぶ尊い((
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見だんご(プロフ) - 村人Aさん» それも多少は含んでますけど主にぶりっこイメージです!w (2018年7月14日 7時) (レス) id: f56c0db37a (このIDを非表示/違反報告)
村人A - 好きなのを選んでねっ♪ってもしかして・・・幸福安心委員会? (2018年7月14日 6時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月見だんご x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 21時