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五「いって!ごめんごめんって、いやーでもさすが悠仁。Aわねこう見えても僕と同い年なんだ。だからタメ口はやめてあげて」
そう言われ虎杖は『うぉえ!?すんませんっす!』と驚きを隠せない様子でいる。
「はあ、いいですわよ慣れてるから。今後は気をつけてくだされば構いません。それより虎杖はどうしてここに?」
ずっと疑問に思っていたことを聞くと虎杖は意外と言うような顔をして『何も聞いてないんですか』と言う。
五「あー忘れてた。いやー悠二たらね両面宿儺の指、食べちゃったの!」
「、、、、はぁ。それでよく上のバカを説得出来ましたねあなた。」
大事なことを何一つ連絡しなかった五条に呆れ言葉も出なくなったAはお堅い上の連中をよく納得させたなと思いそのままを言う。
五「いやーそれは僕がGTGだからさ!」
『はいはい、それで今から学長に挨拶に行くんですね。私もついて行きますわ。』五条が多くを語らずとも話を理解したAは学長の元へ行くように催促する。
五「そうそう、さすがA。ちなみに悠二、下手打つと入学拒否られるから気張ってね」
軽く言う五条に対し虎杖は驚く。
虎「えぇ、そしたら俺!即死刑?」
するとここにいるものとは別の物の声が聞こえる。
両「なんだ、貴様が頭では無いのか。力以外の序列はつまらんな」
虎杖の頬に両面宿儺の口だけがでており話している。それに気づいた虎杖は手で抑え込む。
虎「わりぃ、先生たまに出てくんだ」
五条は顎に指を置き『愉快な体になったねー』と呑気に言う。
すると頬を抑えた手からまたもや宿儺の口だけがでてくる。
両「貴様には仮があるからなぁ。小僧の体を物にしたらまず真っ先に殺してやる」
そう言われ五条は笑みを浮かべる。その様子を見てその次に出てくる言葉を想像出来るAは何も言わずに2人のやり取りを見ている。
五「宿儺に狙われるなんて光栄だね」
その五条を見ながら虎杖は口が出てる手を抑える。
虎「やっぱこいつ有名なの」
そう質問をする虎杖にAが答える。
「両面宿儺は腕が4本、顔が2つある仮想の鬼神ですの」
それに続けて五条が話す。
五「だがそいつは実在した人間だよ。1000年以上前の話だけどね。呪術全盛の時代、術師が総力を上げて彼に挑み敗れた。」
いつものふざけた雰囲気とは違う五条にそこに静かな時間が流れている。
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作者名:吉村 | 作成日時:2020年11月24日 14時