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両面宿儺編
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高専につき、Aの怪我の様子を家入に見てもらった五条は医務室で寝ているAのそばに付きっきりでいた。
そこで五条の携帯の着信が鳴る
五「全く僕ったら人気者のクールガイで困っちゃうな〜」
と言いながら電話に出る。
五「もしもし恵ー？どうしたの」
電話の相手は伏黒恵の様だ。伏黒は両面宿儺の指である特級呪物を回収すために仙台にいる。
伏「ないですよ」
その一言には少し怒気が含まれている
五「え？」
伏「百葉箱空っぽです！」
どうやら百葉箱に入っているはずの特級呪物がないようでそれに対して怒っているようだ。そもそも百葉箱にしまってあること自体少し疑問に思っていた伏黒だが、それに対して五条はAの頭を撫でながらふざけたように受け答える。
五「まじで、ウケるねー夜のお散歩かなー」
伏「ぶん殴りますよ。」
五条のふざけた返答に軽く返す伏黒。
五「それ、取り戻すまで帰ってきちゃダメだから。」
そういい五条は冷たくも電話をブチッときる。その後に『今度まじで殴ろう』と言ったのは伏黒のみぞしる事実だ。
五「いやー特級呪物が行方不明とか上のやつら黙ってないんだろうなーめんどくさーい。」
頭を撫でる手は止めずに独り言を呟く五条
「、、、あなたは生徒想いのナイスルッキングガイじゃなかったのかしら」
少し掠れた声でどうやらさっきの電話内容を聞いていたAが目を開きつつも五条に話しかける。
五「体調は？」
その事に特段驚きもせずにすぐに体調の有無を聞く。
「少しだるいけど大丈夫よ。それより伏黒の所へ行かなくて大丈夫なの？」
まだ弱っているのにも関わらず生徒の心配をするAの方が生徒想いのナイスルッキングガールに思えるがそれは置いておこう
五「恵なら大丈夫でしょ。ま、いざとなったら生徒想いのナイスルッキングガイの僕が行くし。Aは心配せずにゆっくり休養しなさいな」
そういい、五条はスっとAのおでこに指をおく。するとAはまたスっと眠りについてしまった。いや、気絶させられたという方があっているだろう。
五「それで、そんなところに突っ立て何の用ですか。夜蛾学長。」
医務室の扉にサングラスをかけたイカつい男がたっていた。名は
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作者名：吉村 | 作成日時：2020年11月24日 14時
