13. 西崎sideー過去ー ページ14
「うわあぁああああ」
その一言で私は啖呵を切ったように泣きじゃくった。
その後、訳も分からないまま病院に運ばれた。
その時に、和典と和典のお母さんが駆けつけてきてくれて、私を慰めてくれた。
両親の兄弟たちによって行われた葬式。
私は、泣かなかった。
和典と手を繋いでただずっと下を向いていた。
「誰が引き取るのよ、あの子」
「うちは無理よ」
「うちも無理に決まってるじゃない」
私の存在を押し付け合うような会話をする叔母さんたち。
親戚で話し合って、家はそのまま、私が住んで金銭面だけ親戚で工面してくれることになったのだ。
和典のお母さんがいろいろ言ってくれたみたいだけど今思うと、小学2年生に一人で生活しろなんて無茶だ。
でも、和典と和典のお母さんやお父さんがサポートをしてくれたため今がある。
上杉家には感謝しかないんだ。
.
でも、
.
あの時に死んでいれば
.
私はこんな目に合わなかったかもしれない。
.
なんで、
.
生き残っちゃったんだろう
.
.
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「探偵チームKZ事件ノート」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さや - スピカさん» 全然大丈夫ですよ!ありがとうござます!!更新頑張ります! (2020年4月4日 6時) (レス) id: 67953ae0b0 (このIDを非表示/違反報告)
さや - 舞さん» ありがとうございます!更新速度があまり速くなくてごめんなさい(><)なるべく速くできるよう、がんばります! (2020年4月4日 6時) (レス) id: 67953ae0b0 (このIDを非表示/違反報告)
さや - いろはすさん» ありがとうございます!!頑張ります! (2020年4月4日 6時) (レス) id: 67953ae0b0 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ - 間違えて二回同じコメントしてしまいました…!すみません(_ _) (2020年4月2日 10時) (レス) id: 7af9cb9d28 (このIDを非表示/違反報告)
スピカ - 好みすぎる〜〜!!すごく続きが気になります・・・!!更新、待ってます!!(*´ω`) (2020年4月2日 10時) (レス) id: 7af9cb9d28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さや | 作成日時:2020年3月21日 14時