酔っ払い ページ14
所謂火遊び…？
千冬も彼女はいなくても
遊びとしての相手がいたりするのかな？
今夜の相手は沙羅ちゃん…？
「未来も遊んだ？」
「それなりにね」
未来みたいな美人なら、選びたい放題だろうな。
むしろ、遊んでもらえて光栄でしょうよ。
そうだよ、遊び相手も選ぶ権利がある。
私みたいなちんちくりんが、相手にされるわけないじゃん…ッ！
「身の丈に合わない事はやめとくよ…」
「Aなら選びたい放題でしょ！」
お酒が進むにつれて、酔っ払いの人数も増えてきた。
話す内容も、踏み込んだ事が多くなってきて
「実はアイツとやったんだよね」なんて言葉もちらほら。
千冬のそんな話……、聞きたくないな。
「未来ちゃん飲み過ぎ」
「あ、千冬くん！飲んでるー？」
後ろから突如現れた千冬。
二次会は幹事の知り合いのbarを貸し切り。
ビリヤードをやっていたのか、手にはキューが。
「コイツに変な入れ知恵しないで」
私の頭を肘置きにして、そこに顎を乗せた。
ちょっと！重いんだけど！
「え、そういう感じ？」
「んー？」
「えぇぇええ！！」
二人だけで会話が進んでる。
なに、私も混ぜてよ！何をそんな驚く事があったの！？
「千冬重い！未来！私も話に混ぜてよー！」
「待ってよ！いつから！？」
「秘密」
「今日一の衝撃なんだけど！待ってて！お酒取ってくるから！」
未来さん私を完全無視！
走ってお酒を取りに行ってしまった。およよ
「千冬？何の話？」
「さあ」
「教えてくれないと、足踏むよ」
「なんだその小せぇ嫌がらせ」
ハハッて笑って、近くの椅子に座った。
手招きされて、私も千冬の隣に座る。
座った瞬間、ドッと疲れがきたかも。
「水飲め」
「私酔ってる、かも」
「だろうな」
「わかる？」
「うん」
差し出された水。
わざわざ持ってきてくれたのかな…？
心配ばっかりかけてるな、私。
「千冬？戻っていいよ」
「どこに」
「ビリヤードやってたんでしょ？」
「終わった」
「ダーツはしないの？」
「A」
「ん？」
あー、頭がほわほわする。
一軒目の日本酒が効いてる。
調子乗って飲み過ぎたな…。
「帰ろっか」
「え？もお？」
「お前目トロンとしてる」
「ひ、ひとりで帰るから！千冬は、」
「便所行ってくっから、動くなよ」
頭を撫でられ、千冬の後ろ姿を見つめた。
今日は、やけに触れてくるのは気のせい…？
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みい - 面白かったです！ (5月1日 14時) (
レス) @page50 id: 957bb83be5 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして！千冬の小説の中でいちばん大好きです♡︎ʾʾ (6月5日 9時) (レス) @page50 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
いぬ？ - ずっと泣いてました。涙腺しにました。千冬くんのこともっと好きになりました。 (2022年11月5日 12時) (レス) @page50 id: dc4cbab92b (このIDを非表示/違反報告)
華ノ子(プロフ) - 泣きました〜( ;ᯅ; )matsuriさんの作品本当に好きです… (2022年7月29日 2時) (レス) @page50 id: 71c3cf5627 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみさん(プロフ) - 本当にいつもどの作品もmatsuriさまのは素晴らしいです。もう素敵すぎて逆にしんどいです笑 三ツ谷読みたいので、次作楽しみにしております！でもたまに灰谷兄弟の更新もお願いします笑 (2022年7月7日 13時) (レス) @page50 id: e87bae8502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：matsuri
| 作成日時：2022年5月23日 18時
