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俺の問にAは少し恥ずかしそうな表情をして
「そりゃまぁ……はい……」
と曖昧な答えを言った。
そん時俺は心に決めたことを言おうとした。
あの夏俺は
───その時には伝えよう。
「初めて見た日から君のことが好きでした」って。
と心に決めたんだ。
言うんだ。Aに引かれても数日しか会ってなくても。
「……なぁAちゃん」
「なんですか?」
言うんだ。言うんだ。勇気を出して。
「俺、初めて会った時からAちゃんの事好きでした」
ついに言った。
「え…!…はい!?」
Aは目を見開き驚いている様子。
そりゃ4日ぐらいしか話してないもんな。
「最初は容姿だったけど話してみてAちゃんの中身、性格だ大好きになった。よければ俺と付き合って下さい!!!」
うわぁぁめっっっちゃ恥ずかしい!!
「……ありがとうございます。でも今はすみません」
……そりゃそうだよな。
少ししか会ってないもんな。
「……いきなりごめんな。いやだったよな」
「? いえ、嬉しいです。私も好きですから」
……はい?
「え…とそれって、え?」
「私恋愛とかあまり分からなくて。でも黒尾さんに会って凄く優しくて面白い人だなって思って。」
Aは少し自分のことを話す。
「黒尾さんとずっと話したいし隣に居たかったです」
俺と同じ感情だ。Aもそう思ってくれたんだ。
「それがなんて言う感情か分からなくて友達に聞いたら"恋"って教えてもらったんです。だから私も初めて会った時から黒尾さんに初恋をしたんだと思います」
…俺こんな美女の初恋相手なの?嬉しい通り過ぎてなんかヤバいは。
「じゃあなんでダメなんだ?両思いだろ?」
「……付き合うとかよく分からないし。少ししか話したことないから…そういうの直ぐに別れやすいって聞いて…」
Aは心配なんだ。もし付き合ったら別れるわけねぇじゃん。
こんな付き合っても無い奴それも遠距離で1年近く片思いするわけねぇし。
「だからもっとお互いを分かったら。その時は……」
Aは赤い顔でそう言った。
「うん。そんときはまた俺から告白する。だから俺の事好きなままでいて」
「はい!」
Aは嬉しそうに笑ってそう言った。
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帰りの新幹線
「クロ頬緩んでる」
「ん〜?そりゃ両思いだったからなぁ〜」
「付き合ったの?」
「いやAが「お互いをもっと分かったら」って言ったからまだ。けど絶対付き合ってみせる」
俺はそう心に決めた。
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みずい(プロフ) - モナリザ大好き人間さん» コメありがとうございます!ですよね。ソラちゃんの「しらね!!」が大好きです。 (2020年2月15日 17時) (
レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
モナリザ大好き人間 - 私もモナリザ大好きです。モナリザ面白いですよね。(*´ω｀*) (2020年2月15日 5時) (レス) id: e2fbd5a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずい x他1人 | 作者ホームページ：http://uratuku.mizui.
作成日時：2020年1月30日 0時
