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本日2話目です！
前話をお読みでない方は、1ページ前からお読みください！
＊＊＊＊＊＊＊
「ここが生徒会室やで」
鬱さんに案内されたのは、校舎の中でも奥まった位置にある、重厚そうな扉が守る部屋だった。
「おまたせ、僕だよ〜」
鬱さんはノックもせずにズカズカと室内に入っていき、私とショッピ、ゾムは、恐る恐るその後に続く。
部屋には既に10名程の生徒が集まっており、どうやら生徒会の顔合わせは私たち待ちだったらしいと分かる。
「遅いわ！A嬢を迎えに行くだけでどんだけ時間かかっとんねん！」
「ギャッ！ちゃうんやトントン、これには深い事情がっ！」
「どうせしょーもないことなんやから素直に謝らんかいボケ！」
真っ先に入っていった鬱さんはあえなくトントンさんに捕獲されて締め上げられており、「ギブギブ！」と泡を吹いている。
私との話で時間を取らせた自覚があるので、さすがに申し訳なくなってトントンさんを止めようと口を開きかけた時。
「こーら、1年生もいる前で暴れるなんて先輩失格やで」
アシンメトリーな癖のある茶髪に真っ赤なトルコ帽を被った美人さんが、トントンさんと鬱さんの両方に軽くデコピンをした。
「いてっ」
「あぁんマンちゃん！」
「うちのアホどもがごめんなぁ、Aちゃん。ここは俺に免じて、許してやってくれへん？」
そう言って柔らかく微笑む美人さん。
……いや、本当に顔のいい人間しかいないな、この生徒会。
さすが乙女ゲーム(推定)の世界。
『いえ、全然気にしてないので……むしろ鬱さんには悪いことしちゃったな、って……』
「優しい子やな、Aちゃん。あ、俺はオスマン。3年生やで、よろしくな」
『はい、こちらこそ』
「今年は女の子の役員さんが2人もおるんやね。今までが男ばっかやったから華やかでええな。JKとしては嬉しい限りめぅ」
『……JK』
「そ、JK」
まぁ確かに、オスマン先輩は女性に見紛うほど柔和な雰囲気の美人さんなので、本人がそう仰るのなら全然OKです。
むしろ癖です。
『っていうか、私の他に女の子、って……』
正直、悪い予感しかしない。
私は悪役令嬢なのだから、もう1人の女の子なんて当然……
この世界の“ヒロイン”だろう。
「リリィ・メイソン男爵令嬢。女の子同士仲良くしぃや？」
オスマン先輩が指さした先には。
「A様っ！今朝はすみませんでした！」
綺麗な90度のお辞儀を披露する、ふわふわ美少女がいた。
『……え？』
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にしん - 最高です！！！主様のペースで頑張ってください！！！ (8月14日 0時) (
レス) @page47 id: fba3ad8149 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - ヒロインちゃん可愛い！！そのまま夢主だけを見ていてくれ。そしてずっと可愛くいてくれ。 (8月8日 14時) (レス) @page47 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
涼風音欧(プロフ) - かれーるぅ。さん» かれーるぅ。さん、コメントありがとうございます！番外編は天才すぎるアイディアですね……採用させてください！「転生悪役令嬢の余暇には攻略対象の影がある」というお話にて、悪役令嬢たちの日常編を書いていこうかと思います。よろしければ覗いて見てください！ (8月3日 21時) (レス) id: d3245f1ebf (このIDを非表示/違反報告)
涼風音欧(プロフ) - 奥山乃愛さん» 奥山乃愛さん、コメントありがとうございました！返信遅れまして申し訳ありませんm(*_ _)m まだ全員出せてませんが、みんなの矢印が悪役令嬢に向かう予定です！応援ありがとうございます！ (8月3日 21時) (レス) @page28 id: d3245f1ebf (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？shp君とお出かけとか、一日だけ好感度見れるとか！そういう番外編が欲しいです！採用お願いします！ (8月1日 10時) (レス) @page40 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼風音欧 | 作成日時：2021年10月26日 23時
