【文豪ストレイドッグス】もし、退屈なこの世界を抜け出して、大好きなあの世界に行けたなら……！

自分の異能力がほぼ最強 ページ18

『ん？何これ』


先程のメールの他に、もう一通メールが来ていた。

少し身構えながら、内容を確認してみる。


［能力名【創造主】あらゆるものを創り、意のままに操る。例:異能力、武器、服など。ただし、異能力は創れるが、その“異能力の使用条件や効果”などを理解していないと操れない。生き物は創りだせない。使いすぎると倒れてしまう。などという条件がついている。創り出したものは消えろと強く思うと消える。］


そこには、誰かの異能力の説明が書かれていた。


『これって、異能力……だよね。こんな異能力聞いたことないからもしかして、』


私の異能力……！？


『え？ほんとに？』


思わず口元がニヤける。それは手で抑えても全然直らなくて。


もっと早くに教えてほしかった！

知っていたら、虎に襲われたときにあんなに怯えなくてよかったのに。


でもまだ私の異能力って確定した訳では無い。

私が使えるのか試してみないと。


『何を創ればいいんだろう』


う〜ん……そうだ！お腹が空いてるから、おにぎりを創ろう。

味は、たらこで良いかな、たらこ美味しいよね。

皆さんは何味がお好き？


………誰に聞いてるんだろ、私。


さて、早速創ってみようか。


……異能力ってどうやって発動するんだろう？

太宰さん達の真似をすれば出来るかな。


創りたいものを想像して、目の前の何も無いところに念を込める。


『異能力、【創造主】』


すると、某コンビニエンスストアのおにぎりがパッと目の前に現れた。


『おお！創れた！………あっでも味が違う』


たらこではなく、おかかでした。好きだからいいけどね。

じゃあ次は、消してみよう。

頭で強く消えろと願う。


『おお！消えた！』


おにぎりがスゥっと消えていった。


異能力使えた！あらゆるものが創れるとか最強じゃん！

まだ扱いきれてないけど……


……思ったけどさ、こんな最強異能力持ってるってこと、ポートマフィアに知られたら絶対に狙われるよね。

追われるのは嫌だなぁ。


＿＿そう思ってる私に近づく影が一つ。

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