【文豪ストレイドッグス】もし、退屈なこの世界を抜け出して、大好きなあの世界に行けたなら……！

二次元キャラと ページ12

あっ、そういえば、私に異能力ってあるのかな？

異世界トリップ系は大抵、チート能力を貰って、キャラとキャッキャウフフしてるけど……

私がその立場になるかは、分からないもんね。

……出来ればなりたい！マジで。

だって文ストキャラとキャッキャウフフしたいじゃん？

恋愛に発展して告白されてキャラとあんなことやこんなこともしたいし、

チート能力で最強になりたいし他にもまだまだたくさんしたいことが……


……おっと、私としたことが興奮し過ぎて顔がにやけるところだった。

にやけてたら変な人だと思われるから気を付けないと。


太「敦君、Aちゃん、此れから暇？」


急に尋ねられ、一瞬訳がわからなくなる。


『え、……暇、ですけど』


敦「凄く嫌な予感がするのですが……」


もうそこ迄話が進んでいたんだ。

早急自分から聞いた二人の“仕事”のこと、何も聞いてなかったや。


太「君が人食い虎に狙われてるなら好都合だよね。虎探しを手伝ってくれないかな？」


にっこりと胡散臭い笑みを浮かべて酷いことを言う。


敦「い、嫌ですよ！其れってつまり、餌ってことじゃないですか！誰がそんな……」


太「報酬出るよ」


ピタッ


あっ、敦の動きが止まった。


……思ったけどさ、私って行く必要無くない？

餌は敦だけでいいし、私、異能力持ってるか分かんないもん。


『私は行っても邪魔になるだけでは？』


太「そんなことないよ。暇なんでしょ？暇潰しに一緒に来てよ」


暇潰しに虎に食べられに行くって……


太「まず私が男だけのところに居たくない」


どんだけ男が嫌なんだよ。


太「来てくれるよね？」


『どうしよう』


太「来、る、よ、ね？」


目に光のない黒い笑顔で脅してくる。


『………はい』


太宰さんの笑顔凄く怖かったよ。

狡いよ。あの顔されたら従うしかない。

まぁ、行って私に損はないと思うけど。


＿＿この流れだと私も探偵社に入社出来るかもしれない。

とある倉庫で→←十年間お茶漬けを一回も見ないのは

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