【文豪ストレイドッグス】もし、退屈なこの世界を抜け出して、大好きなあの世界に行けたなら……！

文ストの世界へ行きたいです ページ2

今日は何の予定もなく、凄く暇な日だ。

いつもは家にいる親も実家に行っており、あと1週間は帰ってこない。

外に出ようと思ったが、現在の時刻は朝の3時。

とても外に出れる様な時間じゃない。


『はぁ……文ストの世界に行きたい』


自室にある愛用のベッドの上でだらだらしながら、
大好きな文ストの漫画を読む。


何の変化もない毎日。

ただ時間だけが過ぎていく。


『文ストの世界ならこんなに退屈しなくてすむのに』


何か、確実に2次元に行ける方法はないものか。

……確か、トリップなんてものがあったっけ？


暇だし少し試してみようかな。

なんて、そんな事をボーッと考えていると、


ピンポーン……ピンポーン……


突然、家のインターホンの音が鳴った。


『誰だろう、こんな時間に……』


この時間に来そうな人物を考えてみるが、


『友達？……そんなわけ無いよね』


友達ならば連絡がある筈。今日は誰からも連絡がきていない。

悪戯の可能性はあるが、この時間に悪戯をしに来るような人がいるのだろうか？

そう考えたら急に怖くなってきた。


……ピンポーン……ピンポーン


インターホンは一定の速さで鳴り続けており、私が出るまで止まりそうにない。

五月蝿いな、取り敢えず出てみようかな。


恐る恐る、玄関のドアを開ける。


『誰ですか？』


そう問いかけても誰からも返事は返ってこず、辺りは静寂に包まれていた。


『あれ？』


思わぬ結果に素っ頓狂な声が出た。

それと同時に、悪戯だったのかと少し苛立つ。


念の為、靴を履き外に出て辺りを見渡してみるが、外には誰も居ない。



まぁいいや。

もう帰ったのかもしれないし、早く文ストの漫画を読もう。

何これ凄く痛いんですけど→←設定だよ

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