忍たまー妖【悪神】 (ページ11)

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伍ページ11

これからどうしようかと考えているとガラッと障子が開く。
見ると先程、翠葉の手当てをしてくれた最高学年とその後ろには同級生のような人たちがいた。
『…なんか用？』

「あのネコスリスの名前を教えもらってもいいですか？名前を教えくれないと今後なんて呼べばいいか分からないからね。」

なぜ名前をという質問する前に答えられてしまってすこし不機嫌な顔の表情になるがそれを見て後ろの人達がクスクスと笑う。

『な、何笑うてるんや？あいつの名前を教える前におめぇらの名前を言うのが礼儀なんじゃないのかい？』

茶髪から自己紹介をする。

「いいよ。僕は兵太夫。僕は陰陽師を修行中なんだ。よろしく。」

「僕は三治郎！僕は鴉天狗なんだぁ！よろしくね！」

「俺は虎若で駮という妖怪だ。」

素直に教えてくれるとは思わなくて驚くがすぐに真顔に戻る。

『…ネコスリスの名は翠葉。自分の名はA…んで、何しに来たん？』

虎若が持ってる白い物で予想はできていたがわざと聞く。乱太郎が持ってきたものを丁寧に説明する。

「まずは布団、古いのだから壊れたら代用できるから安心してね。あとこれ夕ご飯と本だよ。食べたら外に置いといて。じゃあね。」

ご飯がのってるお盆と本を何冊か渡されそのままどこか行った。

『…お腹すいたな。』

Aは食べ始める。
食べ終わると外に食器を置いて寝る準備をする。布団に入り本を何冊か読み眠った。