オタクがプロデューサーになった件。

・ ページ11

*.



3年生組揃ってしまった…なんてこったいもう倒れそう。
はあ？？瀬名泉くん顔綺麗すぎない？？？
雑誌とかテレビで見るより綺麗ってどういうことなの。






泉「今日スタジオに集合だって言ったのにいないし。
探しに来てみればなんか知らない女いるしさぁ。あんた誰？」

レオ「実はこいつも迷子らしいんだ！」

泉「れおくんには聞いてないの！そっちの女に聞いてるんだけどぉ！？」






瀬名先輩ってギャルキャラだったの？？
騎士キャラとのギャップでオタクしにそう。
…って違う違う、自己紹介しなきゃ。






A「今日プロデュース科に転入してきました。
七瀬Aです、よろしくお願いします！」

泉「そういえば天祥院がなんか言ってたねぇ…。で、なんであんたと王さまが一緒にいたわけぇ？」

A「スタジオに行く途中に迷子になりまして…そこで偶然会ったというかなんというか…。」

泉「じゃあアンタは俺たちに用があるってこと？」

A「そういうことですね…。」






改めて迷子だって告白すんのもしんどいし、道案内してくださいなんて推したちの前で言うなんてもう顔から火が出そう。
多分命日は近い。






泉「じゃあ俺たちと一緒に行く？ま、あんたは王さまのついでだけどねぇ」

A「ありがとうございます」





話が早くて助かる…ありがとうございます…！
なんだかんだ言って優しそうでよかった安心安心。

そうして私は瀬名先輩の後ろに着いていった。…瀬名先輩に首根っこを掴まれて、引きずられている月永先輩を見ながら。…あれ痛くないのかな。もう慣れっこみたいだけど。

.

・→←プロデューサー初の仕事

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す