嫌い2 ページ3
「すみません。遅れました。」
「もぉー、遅いよ。プロデューサーの自覚あるわけぇ？」
「…すみません…。」
「はぁー……」
今日はKnightsを担当する日で正直瀬名さんは苦手だ
怖い訳では無いけど、なんか苦手だ。嫌いな訳では無い。
「レオさんは?」
「そこいらにいるんじゃない？」
これは探しに行くべきだろうか。
それとも、練習すべきなのか……
わからない。
「ちょっとー、王様探してきてよ」
「あ、はい」
いった方が良かったみたい。
瀬名さんに言われて、レオさんを探しに行く。
きっといつもの場所にいるだろうけど
来たのは校舎の裏側。
夏は涼しくて丁度良い場所でレオさんもよくここで見かける。
「あ、いた。」
「れ、レオさーん。お、起きてくださいっ！瀬名さんが怒ってますよ……??」
「んー。瀬名が怒ってるのか？なら行くしかないな！瀬名を怒らすと怖いからな！行くぞ」
「は、い！」
俺の手を引いて、レオさんは走る。
ちょっとだけ今日殴られたところが痛いけど、我慢するしかない。
けど、俺の体力がもたない
「レ、オさん！ちょ、と待ってくだ、さい！」
「体力無いなー。瀬名に怒られるぞ？」
「すみ、ません」
肩で息をしながら、止まるとレオさんが背中をさすってくれた。
「って、レオさん先に行ってください！」
「ほっておくわけにはいかないだろ！」
「……すみません、ご迷惑をかけて…」
「いいって、もう大丈夫そうだな。行くぞ！」
「はい！」
.
.
.
「遅いんだけどお？」
絶賛瀬名さんに怒られてます。
俺のせいで怒られたのに、レオさんも一緒に怒られてる。
言わなきゃダメだよね
「瀬名さんっ！あ、の俺のせいで帰ってくるの遅かったんです。俺の体力がないから帰りが遅くなってしまって…だからレオさんは怒らないでください…!!」
「はぁー？…もういいよ、さっさと練習始めよう」
呆れられた。
俺がしっかりしてなきゃダメなのに。
なんで俺プロデューサーになったんだろう。
「いーちーやちゃん」
「あ、嵐さん？」
「大丈夫？顔色悪いけど」
「いえ、大丈夫です。ごめんなさいｯ」
「謝らなくていいのよ？」
嵐さんの手が俺の頭を撫でる。
叩かれると思って目をつぶってしまったが申し訳ないことをした。
「ふふっ、一夜ちゃん。練習始めましょ」
「はい……」
練習を始めようとみんなが声をかけあって練習が始まった。
けど、俺がすることはなくきずけば練習が終わってしまった。
俺はやっぱり役立たず
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫助隊長 | 作成日時：2015年6月9日 22時
