料理オタク彼女の非日常【黒バス】

5：桃&青唐辛子 ページ6

参加者全員が集まったらしく、まず最初に集会みたいなのがあった。


主催者の赤…トマトみたいな髪色した男の子が私を全員に紹介した。


私はとりあえず「よろしくお願いします。」って頭下げといた。


今は各部屋にて荷物整理の時間で、私は誠凛の監督さんと黒い所のマネージャーさんと同じ部屋らしい。



「あ、初めまして！私、桐皇学園バスケ部マネージャーの桃井さつきって言います。さつきって呼んで！！よろしくAちゃん！！」


『あ、うん。』



この子は桃だな。名前の通り皆が憧れる甘くて可愛らしい人気者(アイドル)って感じがする。


あ、そうだ。皆が食べ物アレルギーあるかどうか聞いとかないと…アレルギーは怖いからね。最悪死んでしまうから。


同室2人に話して、まずは青いジャージの所から聞きに行こうか。


海常様と書かれたプレートが掛かっている部屋をノックして入る。


すると、黄色い髪の男の子が出てきた。



『あ、あの』


「アレ？見かけない顔ッスねー…分かった！俺のファンで、着いてきちゃったとか？あー…そーゆーの困るんで帰ってもらっていい？」



何この人。


残念…残念すぎる。まるで、“美味しいオクラだと思って食べたのが実は辛い青唐辛子だった”くらい残念すぎる。


よし、今日から君は青唐辛子だ。

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