料理オタク彼女の非日常【黒バス】

2：料理部の彼女 ページ3

Side：黒子



「皆聞いて頂戴！○月△日〜○月□日までの6日間、キセキの世代がいる6校と霧崎第一、計7校で合同合宿をすることになったわ！


主催者である洛山高校の赤司君の別荘が東京にあるらしいからそこに寝泊まりさせてもらう予定よ。行くメンバーは今から言うわね。


行くメンバーは日向君、鉄平、伊月君、小金井君、水戸部君、そして火神君と黒子君…以上よ。


あ、合宿中のご飯は私と桐皇のマネージャーが頑張って作るからね(はぁと)」





………





昨日、冥土行きフラグが立ちました。


バスケ部の合宿参加者はそれを聞いた直後から元気がありません。僕もその一人なんですけど。


まぁ、全国一になる前にサヨウナラなんて嫌ですからね、クラスメイトで料理部のエースの瀬村Aさんに話しかけようとしてます。


実を言うと前から少し彼女には興味があったんです。


いつも昼休みになると嬉しそうに本を持ってどこかへフラリと消えて、チャイムのなる2分前には戻って来ます。


友人との会話はあまり成り立たない。瀬村さんが料理と食べ物の話しかしないから相手が反応に困ってしまうってのが理由でしょうか。


それも瀬村さんの魅力の一つで、皆さんは面白い彼女をなんだかんだで気に入っているみたいです。


僕もその一人で、瀬村さんの純粋に料理が大好きでたまらないって顔を見ると…いいなって思います。

3：頼みます→←1：合宿！？

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