君と過ごした毎日 (ページ24)

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Aちゃんの病室の前で、ようへいくん以外のみんなと合流。

医者が病室から出てきた。

医者「特に悪い所はありません。恐らく疲労でしょう。もうすぐ目覚めると思います。念のため、今日1日は入院でお願いします」

俺らに一礼をして、医者はその場を立ち去っていった。

は「入ろ」

はじめさんとだいちくんは、Aちゃんが寝てる病室に入っていった。

俺は…入るのが何故か怖かった。

たなっちが、俺の事を見ていた。

た「行かないの？」

行きたくない訳じゃない。
ただ、「行けない」それだけの事。

ト「先行ってて…。」

俺は、病室に背中を向けてしまった。

た「…ちょっと待ってて」

たなっちが、病室の中に入っていった。
そりゃあ、こんな奴の事なんか嫌いになるよな…。

俺の前で倒れた様子を思い出す

何も出来なかった自分を恨む。
本当は、病室に入って、起きるまで待ってた方がいいのかもしれない。

でも、俺は弱いから…。

少しずつ、病室から離れ、気付けば屋上に来ていた。

誰もいないこの場所。
空は、雲１つない青空。

病院に来るまで、ずっと怖かった。

壁に寄りかかる形で、その場に座る。そして、Aちゃんが来てから今までのことを１つ１つ思い出す。

そして、俺はいつから、こんなにもAちゃんの事を好きになったんだろうか。