2章 ツンとデレの割合 ページ7
『皆ー！ご飯できたよ！』
そう放送をかけると、上からすぐにエレベーターが下がってくる
……ちょっとと言うかこれが毎回嬉しい
「Aさん、今日のご飯は何かしら？ケロケロッ」
『今日のご飯は麻婆豆腐よ！梅雨ちゃん！』
そう答えると「手伝うわ」と言ってお皿を出してくれる梅雨ちゃん……優しい！！
彼女は数少ない自炊勢だった子で毎回何らかのお手伝いをしてくれている
梅雨ちゃん含め雄英の女子はみんな模範的いい子……！←
『全員揃ったかな？じゃあ召し上がれ！！』
そう掛け声をかけるとともに食器のカチャカチャという音と、話し声が響く
……おっと忘れるところだった
『爆豪くん！これ！』
「あ？」
『激辛麻婆は作れないから……ご飯のお供にどうぞ！』
私がコトッと彼の前に置いたのは、私のお手製辛ソース
きっちり瓶に詰められており、"危険！"のラベルまで貼ってある自信作である
一回味見した時の記憶……あんまりないんだけど大丈夫かな？←
チラッと見るとソースをドバッとかける爆豪くんの姿が……って
待って！かけすぎじゃないかな！？どう見ても血の池みたいな色になってるよ！！←
「……美味い」
『えっ……辛くないの？』
「…………丁度いい」
すごい勢いで食べてる……やっぱり男子高校生恐るべし
おかわり準備した方がいいかな……？
「ババア、おかわり寄越せ」
『うっ……ババアって……
まだ一応お姉さんの年齢だよ爆豪くん……』
サラッと告げられた言葉だけど凄いショック……泣きそう
でも美味しそう食べてくれてたから許す！
……なんか爆豪くんフリーズしてない？
「…………俺今ババアって言ったか？」
『バッチリ言ってたかな……傷つくよ……』
あれ？急に静かになった？
なんか顔赤いし……やっぱ辛かったかなぁ
「忘れろ！！！！」
『えっ』
……凄い勢いで急に食べてるけど、詰まったら危ないよ！？
取り敢えずお水ついであげよ！
「美味かったわクソが！！」
『ありがとうございます！』
怖いけどなんか誉められたけど罵倒された！？(混乱)
「Aさんなんで敬語？」
『切白くん……あんな剣幕で言われたら誰でもああなるの！！』
「切島っす！」
ごめんね切島くん！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 671人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
祟璃(プロフ) - 7章の最初の迷子はどうなったんですかね。放置されてる.... (2018年10月26日 6時) (
レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
蛙傘(プロフ) - すっごく和む素敵なお話ですね！文才分けて下され…((これからも応援してます！今書かれてる所まで追いつける様にじっくり読みながら追っていきます！！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: d5be5e6e07 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです！９章のかっちゃんオチぽいの最高です(*´艸｀*) (2018年6月10日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - ののいろ系女子さん» 名前しか知りません……！なんかゴメンナサイ！ (2018年4月25日 0時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 今日からマのつく自由業好きなんですか！？私は本全部持ってますｷﾗｯ← (2018年4月23日 20時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月30日 22時
