検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:41,036 hit

9章 買い物 ページ3

二人で美味しくパフェと珈琲を口にしていると


デデンデッデデン♪デデンデッデデン♪



いつものター●ネーターのBGM……
そう、1章でチョット出てきた仕事用携帯の着信音……忘れてたでしょ……!←




デデンデッデデ((ピッ



『はい、睡眠専門店 Buona notte でございます』

「やぁ夢城君、Qの様子はどうかな?」

『特に問題なく過ごしていますよ、森様』




薄い液晶の向こうから「それは何よりだ」とクスッと笑う声が聞こえる

うわっ……でも向こう側から幼女の拗ねる声聞こえる……←



「今回の電話の用件は、大体察しているのだろう?」
『作戦についての詳細...といったところでしょうか』

「流石だ、非常に合理的に説明が済む」


「実行は明日の正午...この後送るメールに記載された時間の汽車で待機してもらいたい
そこに敵対する探偵社の事務員が乗り込んでくるはずだ」



『それと合流する調査員を叩く...と』



「少しちょっかいを出すだけで良い

Qが解き放たれたという事実を太宰君に認識させられれば...ね」



『分かりました...それではまた連絡いたします』




プツッと電話を切り後ろを振り返るとQ君がこちらをじっと見ていた
大体の電話の内容を察したのだろう


「いつ太宰さんに会うの?」

『明日のお昼だって...楽しみなの?』



顔をきらきらと輝かせながらQ君は答えた
歪んでるけど可愛いよ……←



「うん!

僕をたくさん苦しめてくれたお礼に、太宰さんのお友達をいっぱい苦しめるんだ!」



「太宰さんは異能が効かないからね!」と純黒の瞳を細くして笑うQ君
パッと見どこにでもいる少年なのに、どこか黒い感情がにじみ出てるんだよな……


そこがQ君の怖いところだよなぁ



『...そっか!一緒に頑張ろうね!』


私もそれに応えるようににこりと笑い返した





きっとその時の私の瞳にも光は見えなかっただろう

10章 仕事だから→←9章 買い物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
600人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こん(プロフ) - ただひたすらに中也さんがイケメンで辛い (2019年1月26日 22時) (レス) id: a9d22d7cfb (このIDを非表示/違反報告)
よっしぃ - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております!…もう更新はしないのでしょうか。とても面白いのでこれからも頑張ってほしいです。 (2018年9月14日 21時) (レス) id: 383b340c0d (このIDを非表示/違反報告)
芳蓮(プロフ) - 新作の方を見てた時には、あなたが書いた作品だと気づかずに、即お気に入り登録したんですけど、道理で面白いと思いましたよ(笑)更新楽しみにしてます! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 5cc5c68814 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りとさん» ありがとうございます!最近は少々忙しく更新が止まってしまいましたので、これから沢山更新していきます! (2018年3月23日 12時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
雪アリス - とても面白い小説ですね!続編おめでとう御座います。 (2018年3月20日 13時) (レス) id: 520c0ccdc3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めろんぱん | 作成日時:2018年3月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。