9章 買い物 ページ3
二人で美味しくパフェと珈琲を口にしていると
デデンデッデデン♪デデンデッデデン♪
いつものター●ネーターのBGM……
そう、1章でチョット出てきた仕事用携帯の着信音……忘れてたでしょ……!←
デデンデッデデ((ピッ
『はい、睡眠専門店 Buona notte でございます』
「やぁ夢城君、Qの様子はどうかな?」
『特に問題なく過ごしていますよ、森様』
薄い液晶の向こうから「それは何よりだ」とクスッと笑う声が聞こえる
うわっ……でも向こう側から幼女の拗ねる声聞こえる……←
「今回の電話の用件は、大体察しているのだろう?」
『作戦についての詳細...といったところでしょうか』
「流石だ、非常に合理的に説明が済む」
「実行は明日の正午...この後送るメールに記載された時間の汽車で待機してもらいたい
そこに敵対する探偵社の事務員が乗り込んでくるはずだ」
『それと合流する調査員を叩く...と』
「少しちょっかいを出すだけで良い
Qが解き放たれたという事実を太宰君に認識させられれば...ね」
『分かりました...それではまた連絡いたします』
プツッと電話を切り後ろを振り返るとQ君がこちらをじっと見ていた
大体の電話の内容を察したのだろう
「いつ太宰さんに会うの?」
『明日のお昼だって...楽しみなの?』
顔をきらきらと輝かせながらQ君は答えた
歪んでるけど可愛いよ……←
「うん!
僕をたくさん苦しめてくれたお礼に、太宰さんのお友達をいっぱい苦しめるんだ!」
「太宰さんは異能が効かないからね!」と純黒の瞳を細くして笑うQ君
パッと見どこにでもいる少年なのに、どこか黒い感情がにじみ出てるんだよな……
そこがQ君の怖いところだよなぁ
『...そっか!一緒に頑張ろうね!』
私もそれに応えるようににこりと笑い返した
きっとその時の私の瞳にも光は見えなかっただろう
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こん(プロフ) - ただひたすらに中也さんがイケメンで辛い (2019年1月26日 22時) (レス) id: a9d22d7cfb (このIDを非表示/違反報告)
よっしぃ - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております!…もう更新はしないのでしょうか。とても面白いのでこれからも頑張ってほしいです。 (2018年9月14日 21時) (レス) id: 383b340c0d (このIDを非表示/違反報告)
芳蓮(プロフ) - 新作の方を見てた時には、あなたが書いた作品だと気づかずに、即お気に入り登録したんですけど、道理で面白いと思いましたよ(笑)更新楽しみにしてます! (2018年5月23日 22時) (レス) id: 5cc5c68814 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りとさん» ありがとうございます!最近は少々忙しく更新が止まってしまいましたので、これから沢山更新していきます! (2018年3月23日 12時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
雪アリス - とても面白い小説ですね!続編おめでとう御座います。 (2018年3月20日 13時) (レス) id: 520c0ccdc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2018年3月19日 22時