1章 重症 ページ4
《side 国木田》
先ほどの店員に渡された衣類に袖を通し、隣の部屋の置かれたベッドに横になる
「ッ……」
と、同時にズキリとした頭と胃の痛みが走る
正直、いくら睡眠を快適にするといってもあの太宰の悪夢を解消するには限度があるだろう……
『国木田様お待たせ致しました』
先ほど俺の担当と名乗った"夢城"という女性は先ほどの格好でこちらに来た
『それでは、これから特別コースをさせて頂きますね』
そう言って俺の目を覆うように彼女は手を置いた
……何故か……急に眠気が……
『言い忘れておりましたが、今からの出来事はあく迄"夢"なのです。ご了承ください
おやすみなさいませ─────』
それから俺の意識は闇へ消えた
.
気付くと、俺は探偵社の中で珈琲を啜っていた
いつものように莫迦騒ぎをする太宰は珍しく仕事をしており
他の探偵社員はいつも通りに業務をこなしている
「……これが夢、か」
夢だとわかっているが、どうしても現実のように思えてならない
「国木田さん！お客様です！」
そう言って俺を谷崎は呼ぶ
「今向かう」と、返事をして向かった先には……
「さ、佐々城女史？」
いる筈の無い佐々城女史が微笑んでいて────
「佐々城女史なんて……久しい呼び方ですね"独歩さん"」
次に意識がハッキリとした時には
俺はスプリングの良い上質なベットで目を覚ましていた
身体の痛みや怠さは、何処かに消えていた
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錐 - みたらし団子をお手洗い団子と読んでしまった・・・ｗｗ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: 42d712d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - めろんぱんさん» なるほど。 (2018年3月21日 0時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 硝子玉。さん» ご意見ありがとうございます！たしかに夢は浅い眠りの時ですが、夢主の異能で眠らせると"深い眠りかつ夢を見る"という設定ですので、異能力だからだと思って頂けるとありがたいです…… (2018年3月19日 17時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - 夢を見るのは浅い眠りの時ですよ。 (2018年3月19日 16時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りんずさん» ありがとうございます！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月12日 19時
