もう1人の後輩【3】

姫をキッスで起こしましょう ページ42

としみつside



虫「皆さん、ちょっとね」


突然虫さんが小声でサブチャンのカメラを回し始めた。


虫「今ね、寝室でうちの後輩ちゃんが寝てるんですよ。ということで、久しぶりにキッスで起こしましょう」


て「え？それには大賛成だけどさ、この動画上げれんくない？」


虫「はい、あの〜Aには怒られるかもだけど僕達の満足用に撮ってるだけです。サブチャンにはあげません。」


と「焦ったわ」


り「じゃあここにいる4人でジャンケンだね」


俺とてつやとりょうと虫さん。さすかに選ばれるのはりょうかな…


「ジャンケーン、ポンッ」


え……


と「…勝っちゃった」


て「え〜〜？！！またとしみつなの？？」


虫「こういう系としみつしかしてないねw」


り「いいな〜」


と「…っ、いくぞ」


やべぇ、また勝っちゃった。こういうので。
ただでさえあの時は相手がしばゆーだったからできたものを、後輩にするとか……

恥ずかしすぎてどうにかなるわ…


ガチャ


扉を静かに開け、中に入る。と、そこにはスヤスヤと寝息をたてて気持ちよさそうに眠っているAがいた。


て「まって、破壊力やばくない？」


虫「これはっ……」


り「確かに…」


て「無防備なAはやばい…」


そう、この子は前の時もてつやから言われていたが服装を全然気にしていないため、少し大きめのジャージだろうか？足がほぼ見えてしまっている。


と「まって、今からこれにキスすんの？無理じゃね？」


て「じゃあ変わろうか？？？」


と「お前は絶対やだ」


恥ずかしすぎてやりたくないけど、誰かに譲るくらいなら自分がやろう


ゆっくりゆっくり動く。ベッドに乗ってAのそばに手をおき、少しずつ顔を近づけていく。


しばゆーの時はここで起きられてしまったが、別に続行できた。しかしAならば、もし起きてしまったら絶対断るはず。慎重に…慎重に…


り「やばい、なんかカメラマンも緊張するんだけど…w(小声)」


て「いや、なんかそういうモノを見てるみたいでいいかもしんない」


近い近い近い近い……


チュッ……


…ついにしてしまった


り「ww起きてる？(小声)」


『ん………うぅ……？』


俺の腕の中で大きく伸びをしている。


『……？』


何が起こったか分かっていない様だ。

…ならばもう1回


チュッ…

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