もう1人の後輩【3】

おかえり。 ページ22

Aside


ついに、皆が帰ってくる日がやってきた。
待ちに待っていたこの日。楽しみで仕方がなかった。




なぜなら……




そう！お疲れ様のサプライズをいくとさんと2人でするために部屋に風船をつけたり、ご飯を用意したりと一生懸命に用意をしたからだ！


いくとさんと2人で1週間前から考えていたサプライズ。


喜んでくれるといいな…


雰囲気だけでも味わって貰えるようにいくとさんがタキシード、私がメイドさんの服を着て皆の帰りを待つ。


ついにその時が…


玄関のドアががチャリと開く。開いた瞬間2人でクラッカーを鳴らす。


ゆ「ただい…っ！？！？」

虫「何？！びっくりした！？」

し「何事？！」

て「なに？！」

と「どうした？！」

り「何？今の音？…あ！」

全員が玄関から見えたところで2人でタイミングを合わせる。

「『せーのっ…』」

「『おかえりなさーい！！！』」

て「わぁーーー！！！A〜〜〜！！！！あﾞいﾞたかったぁぁぁﾞぁﾞ〜(泣)」

『わぁっ！！』

てつやさんが勢いよく飛びついて来る。

て「あぁぁﾞぁﾞぁﾞ〜〜Aﾞ〜〜」

『おかえりなさい、てつやさん』

久しぶりのハグがとても暖かくて優しくて嬉しかった。

て「はあぁﾞぁﾞ〜〜いい匂いぃ〜…」

虫「ちょっと！てつや長すぎ！順番！！」

と「お前長すぎだって！！」

り「俺らも待ってるんだけど〜！」

て「まじ、このまま抱いていい？」

虫「ﾊﾞｶｯｯｯｯ！！」

『な、何言ってるんですか…とにかく！こっち来てください！』

皆の先頭に立ち、リビングへと招く。
そして飾り付けた部屋を見るやいなや、皆がとても喜んでくれた。

て「わぁ〜！すごっ！これ2人で飾り付けたの？」

『い、一応』

て「すごいぃ〜すごいよ！！もおぉ〜〜可愛いぃ〜〜」

ゆ「まじで離さんやんw」

し「苦しそうw」

『あﾞ、あの、こっち座っててくださいﾞ』

ゆ「りょうか〜い」

り「はい、てつや回収しま〜す」

て「あぁぁﾞぁﾞ！！！待って！！まだ足りてない！！！」

り「俺らもしたいんだから！」


りょうさんに回収されたてつやさんはちょこんと椅子に座った。


皆が椅子に座ったところで、いくとさんと2人でケーキを持ってくる。


「『撮影！お疲れ様でした〜！！！』」


と「お！めっちゃ美味そう！」

り「ほんとだね！」

虫「これも用意したの？！」

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