青学の柱は2人のスーパールーキーだったpart8【テニスの王子様】

第316話 ページ25

『第××回全国中学生テニストーナメント、関東大会男子の部の結果……および前後大会出場の6校を発表します』





各校それぞれ整列し、表彰式が行われる





『それではまず第三位……不動峰中(東京)』






橘が代表てして前へ出てくる






『次に準優勝……立海大附属中(神奈川)』






立海大の名が呼ばれるも、一向に前に出てこようとしなかった





『立海大附属中？前へ……』


真田「結構！我々の求めるものは優勝のみ、それ以外に価値は無い！」







「ふふ、弦ちゃんらしいね」


黒羽「相変わらずアノヤロウ暴君だな」


佐伯「そしていよいよ……」







『関東大会優勝は…青春学園中等部(東京)』






大石が代表として前へ出る




それをR陣は誇らしげに見ていた






『なお4位の六角中、5位の山吹中、6位の緑山中までが全国へ駒を進めます




全国大会での関東勢の活躍を祈りつつこの大会を締めさせて頂きます』








.








表彰式が終わると各自帰り支度を始める






しかし、ゆずは誰よりも早く身支度を整えると先輩たちに頭を下げた







「すみません先輩方、私この後用事があってここで失礼します」


大石「あぁ」


菊丸「えーーー！？一緒に帰らにゃいのゆず！！！」


桃城「そうだぜ！！折角優勝もしたのによ！！祝おうぜ！！」


大石「こらお前達！我儘を言うな！ゆずにも事情があるんだ、それを俺らが引き止めてどうする！」


不二「ふふ、行かせたくない気持ちもわかるけどね、あの猛獣さん達のところになんて」


乾「不二…」


河村「忘れ物はないかい？」


海堂「フシュー、気をつけていけよ」






桃城と菊丸をなんとか宥める大石



その間に他の先輩たちは心配しつつも見送ろうとしていた





ただ1人、誰よりも引き止めそうな男は黙っていた







「ありがとうございます先輩方」





ゆずは何も言わない越前に目を向ける





「…リョーマもお疲れ様、今日はここでごめんね」


越前「………」


「じゃあね」





そう言って立海大の元に向かおうとするゆずの背にやっと口を開いた







越前「ねぇ！」

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