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ショック、という言葉だけで片付けようとしていた自分がいた。
だけどそれをクラスメイトで数少ない言葉を交わしただけで、何かあったのかと聞いてくれた夜久のおかげで分かった。
これからどうすればいいのか分からない。
だから、やるせなくて仕方がなかったんだ。
「そ、か……そういう、ことか…」
「？雪月？」
だけど、このやるせなさが分かったとしても、今の現状が解決した訳では無い。
夜久は私の苗字を呼んでくれる。
気付いたら目頭が熱くなっていて、真っ直ぐ見てくれる大きな瞳から顔を逸らした。
「─────じゃあさ、マネージャーやってみねえ？」
頬杖つきながら、今までの雰囲気をなかったものにするかのような、向日葵のような明るい笑顔で夜久はAにそう告げた。
「っは、？？」
素っ頓狂。そんな言葉がピッタリな声音で反応してしまい、声を発した後から恥ずかしくて目を逸らす。
「バレー部入部してからずっとマネージャー居なくてよ、飲みもんも記録付も全部自分達でやらなきゃなんないんだ。それがもう大変でさ！んでもしもやりたいことなくてどうしようってんならどうかななんて思ったけど、流石に今の気持ちだったら無理だよな！悪い、冗談だ」
「……お試し、みたいなの出来る？」
「ッ！？雪月？」
どうやら冗談だったらしいその言葉でも、どこか、なんとなくだけど、興味という感情が沸いている。夜久はそれに驚いて目を丸くしている。目大きいな、女子顔負けではないのか。
「あ、あぁ。いつでも出来るはずだぞ、今日の放課後とか」
「分かった、じゃあ今日、お試しで」
「俺としては思ってもないことでビックリしてっけど、いいのか？むさ苦しい男所帯だぞ？」
「抵抗ないよ」
「っ。分かった。じゃあ昼休み先輩んとこに行ってマネージャー希望いるっての話してくるから、放課後俺と一緒に体育館行くか！」
「ん。手数かけるね」
「そんなことねぇって。てか、俺冗談で言ったのにお試しだけでもしてくれるなんて思ってもみなかったわ、ありがとな！」
「え、いや、どう、いたしまして……？」
「はは、！なんで疑問形なんだよ」
夜久はAの返しに吹き出すように、その幼さが残る顔で笑った。
突然訪れた冗談を本気に受け取ってしまい、血迷ったのか何かに縋り付きたかったのか。
こうして男バレマネージャーお試しイベント、突如放課後開催決定。
今朝はあんなに憎たらしく見えた晴れの空が、今はなんだか少しだけ気持ちよく見えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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RiN(プロフ) - アレグラさん» アレグラ様コメント感謝です！まさかのどちらも経験者だとは……！！！私はバレエだけなので、アレグラ様のような方にそう仰っていただけるとは恐れ多いながら自信にもなります😭文才…！？嬉しすぎて飛べます！(？？？)体調もお気遣いいただき感謝です！頑張ります！ (4月1日 1時) (
レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
アレグラ - コメ失礼します!!私自身バレエ経験者で中学時代は部活がバレー部、とすごくグッ,,,とくるものがありました☺️あと、作者様の文才がありすぎて、、、！！これからも体調に気をつけつつ更新頑張ってください！！クソ応援しております！！ (4月1日 0時) (レス) @page36 id: 0706ceb5c7 (このIDを非表示/違反報告)
RiN(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナ様コメント感謝です！夢小説向けな夢主ちゃんじゃないよな…て思いながらも好き勝手書いていた中で、こんなに素敵なコメントいただけて純粋に嬉しい限りです！これからも頑張って面白いと思えるような作品にしていきます！ありがとうございます！ (3月10日 18時) (レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！！続きが待ち遠しいです！！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 18時) (レス) @page24 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RiN | 作成日時：2024年3月6日 3時
