【HQ】ヘーゼル色の光【夜久衛輔】

＊7-1. ページ27

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雪解けのように厳しい冬が終わり、3年生も卒業、私たち1年も晴れて進級して2年となった春の出来事。

新年度になれば部活に所属する学生は新たな部員を迎えるべく、部活動紹介や勧誘に力を入れる。
中でも入部する部活を決めている者、特定の部に入部することを条件に入学している者は、学校側が直々に設ける部活動紹介を待たずして入部し部活動に精を出している。

これはマネージャーとなった自分も2年となったばかりで、年下の部員が出来るのかとそわそわしていた頃の話である。


「──────で、つまりこの作戦でいくと相手も似たような作戦で来るかもしれないってことか」
「そう。相手は攻撃力に特化したチームで、スポーツ推薦で長身のWS(ウィングスパイカー)を今年迎えている。更に攻撃力は上がるだろうけど、このWS(ウィングスパイカー)の中学の試合データはもちろん、この高校のチームメンバーの全体的な体力を見るからに、試合に時間がかかるとプレーが拙くなっている。そこをつけば初戦突破、良いスタートダッシュを切れる」
「となると、対抗策はボールを繋いで相手に落とすことだな。俺達"護りの音駒"ならではだから出来る対抗策だ。シンプルだな」

鉄君と衛輔の間で、来たる関東大会東京都予選の初戦相手の高校について軽く話し合う。相手校の情報が文字列によって刻まれているタブレットや自分のスマホの画面を2人に見えるように持ちながら、自分に出来る事をひとつひとつ成し遂げるよう努める。

ドリンク作りや記録付けはもちろんだけれど、マネージャーに出来ることは他に何があるのだろうと過去に考えた。そしてその思考は、音駒以外の学校の分析ではないかという回答に辿り着いた。

＊7-2.→←＊6-2.

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

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ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

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西 - この方角に福があるはずです

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