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直井コーチに今後の流れを聞いてから、ふと疑問が生まれる。
ドリンクカゴへと視線を向けて、気がついたら考え込む声を出してしまっていた。
「いや、さっき作ったドリンクだけじゃ少し足りないような気がするので、追加で作ってきても大丈夫ですか？」
「本当か！雪月は気が利くなぁ！じゃあ頼む！」
「もちろんです。じゃあこれ、お願いします」
手にしていた記録用紙をコーチに渡して、ドリンク作りに必要な物を手にしてからその場を後にしようとした、その直後。
「────────危ない！」
「ッ！雪月しゃがめ！！」
「っ！？」
部員の誰かの声、多分、黒尾とコーチの大きな声。
その声に反射的にビックリして、何が危ないのかと声がする方向へ顔を向ければ、見事に回転がかなりかかった勢いのあるボールが私の元へ飛んできている。
何だこの漫画みたいな展開は。両手も塞がっているんだぞこっちは。
しゃがもうとしても遅いような気がする。幸い両手は塞がっていても、何となくボールの勢いが足元に落ちてきそうな軌道を描いていた。その落ちそうな軌道がやけにスローモーションに見えた。
いける。
(────────蹴ろう。)
世のモテる可愛い女の子達が絶対思わないであろうまさかの行動。そんなん今は知ったこっちゃない。だってバレエしてたし。腕や身体はダメでも、トウシューズ履き潰しまくったこの足ならどうにかなるだろう。え、これ理由じゃない？それも知ったこっちゃない。自分を守るのが優先なんだよ！！
手にしていたドリンクカゴをぎゅ、と握りしめて、
ボールに触れられるように角度を本能的に計算してから右膝を曲げかけたその時。
────────私に当たろうとしていたそのボールは、
天井に届いてしまいそうなほど高く、ふわりと飛んでいた。
見上げた視界には、ボールの緑と白と赤。
そして、見覚えのあるヘーゼル色。
そのヘーゼル色と、高く上げられたボールが、
「──────────っ…………！」
…………なんだかまるで、
一筋の光みたいに見えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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RiN(プロフ) - アレグラさん» アレグラ様コメント感謝です！まさかのどちらも経験者だとは……！！！私はバレエだけなので、アレグラ様のような方にそう仰っていただけるとは恐れ多いながら自信にもなります😭文才…！？嬉しすぎて飛べます！(？？？)体調もお気遣いいただき感謝です！頑張ります！ (4月1日 1時) (
レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
アレグラ - コメ失礼します!!私自身バレエ経験者で中学時代は部活がバレー部、とすごくグッ,,,とくるものがありました☺️あと、作者様の文才がありすぎて、、、！！これからも体調に気をつけつつ更新頑張ってください！！クソ応援しております！！ (4月1日 0時) (レス) @page36 id: 0706ceb5c7 (このIDを非表示/違反報告)
RiN(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナ様コメント感謝です！夢小説向けな夢主ちゃんじゃないよな…て思いながらも好き勝手書いていた中で、こんなに素敵なコメントいただけて純粋に嬉しい限りです！これからも頑張って面白いと思えるような作品にしていきます！ありがとうございます！ (3月10日 18時) (レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！！続きが待ち遠しいです！！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 18時) (レス) @page24 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RiN | 作成日時：2024年3月6日 3時
