＊プロローグ 1-2. ページ2
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周りが最悪な子達ばかりでも続けられた。
ロシアの凄く有名な先生が短期ワークショップに来た時、凄く褒めていただけて、短期のロシア留学へも行かせてくれた。
散々なことがあったけれど、色んな技を成功させて自分の出来ることを増やしていって。
そして物語の役になり切って演じて、衣装を着て舞台化粧をして、舞台の照明に照らされながら踊るのが、何よりも大好きだった。
『──────いつか、バレエ団のプリマになりたい…いや…！絶対！なってみせる……！！』
本気で、そう思えた。
今もバレエ団の創立記念公演で、ソリスト(主役級に踊れる役。主役の次の場合でもソリストと称されることがある。)を貰えたばかりだった。唯一、1曲丸々ソロを踊れる場面だってあるのだ。
また1つ、最高の経験が出来ると思っていたのに。
プリマへと、近づけると思っていたのに。
それが、たった今、
やるのはダメだと、言われた。
「………ほんとうに、だめなの、できないの」
医者である父に問う声が、困惑と焦燥、絶望で震える。
こんなに震えた声を出したのは、きっと人生で初めてだ。
「今言ったばかりだ。バレエは激しい運動に入ってしまうから、数値が安定するまではダメ。薬を飲めば落ち着くから、その時にまた再開すればいい。」
父の言葉が、どこか遠く感じる。
目の前が真っ暗で、
光が、バレエをやれるという、光が、見えない。
隣にいる母は私が目を見開いて固まる姿を見て、私がショックを受けているのを察してくれたのか、私の背中をさすり始めてくれた。
「………今まで体調が優れない時があったが、本当に辛かったんだな、A。これから大好きなバレエから離れなくちゃいけなくなるからもっと辛いだろうが、父さんも母さんも兄さんも、またAが大好きな舞台で踊ってる姿を見られるようバックアップするから。」
「……〜〜〜ッ…！ぅﾞっ……！ﾞううﾞ………！！」
その言葉でもう、心の中の何かが決壊して、涙が溢れた。
クリスマスの名残を残しつつ、シンシンと雪が降っていた高1の冬。
私は、熱中するものを、
私にとっての光を、失った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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RiN(プロフ) - アレグラさん» アレグラ様コメント感謝です！まさかのどちらも経験者だとは……！！！私はバレエだけなので、アレグラ様のような方にそう仰っていただけるとは恐れ多いながら自信にもなります😭文才…！？嬉しすぎて飛べます！(？？？)体調もお気遣いいただき感謝です！頑張ります！ (4月1日 1時) (
レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
アレグラ - コメ失礼します!!私自身バレエ経験者で中学時代は部活がバレー部、とすごくグッ,,,とくるものがありました☺️あと、作者様の文才がありすぎて、、、！！これからも体調に気をつけつつ更新頑張ってください！！クソ応援しております！！ (4月1日 0時) (レス) @page36 id: 0706ceb5c7 (このIDを非表示/違反報告)
RiN(プロフ) - ナノハナさん» ナノハナ様コメント感謝です！夢小説向けな夢主ちゃんじゃないよな…て思いながらも好き勝手書いていた中で、こんなに素敵なコメントいただけて純粋に嬉しい限りです！これからも頑張って面白いと思えるような作品にしていきます！ありがとうございます！ (3月10日 18時) (レス) id: faf67d3121 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いです！！続きが待ち遠しいです！！頑張ってください！応援してます！ (3月10日 18時) (レス) @page24 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RiN | 作成日時：2024年3月6日 3時
