3*遊びの勉強会 ページ3
『くりちゃ〜助けて、ここわかんない…』
私たちは結局葵の部屋の真ん中にテーブルを出してやることにした。
蒼がドア側、くりちゃんとミミちゃんが両脇に。その前に私が座ってテーブルを囲んでいる。
光莉「ここは覚えるだけでしょ。ほら、1914年は何が始まった日?」
『えーっと…えーっと…』
ヴラド「第一次世界大戦が始まった年です。」
蒼「あ、俺が言おうとしたのに。」
光莉「ミミちゃん正解!授業でもやったじゃん!」
『…暗記苦手ぇ……』
ヴラド「年号を覚えるだけでしょう。そんなこともできないんですか。」
『う”……言葉が鋭い…』
私は英語と物理学には強いけど他はダメダメ。
暗記もやる気がないとできないし、年号とかあんまり頭に入ってこない。
光莉「うーん、でもちゃんと英語できるんだからテストは大丈夫じゃない?」
ヴラド「まぁ、そんなに難しくはないですよ。」
蒼「ミミくんが云っても説得力ないっす。」
『ミミちゃん全部成績いいでしょ。うーらーやーまーしーいー!!!』
光莉「そんなこと言ってる暇があったら社会の暗記しなさい。」
と、云われると同時に光莉にチョップを食らった。
『あだっ。』
蒼「あー…でも週末何と無く暇だよな、」
ヴラド「確かにそうですね、何かします?」
光莉「勉強。」
『真面目。』
光莉「Aがやらなすぎなだけ。」
次は強めのデコピンを食らってしまった。
『い"っ。それ痛い!』
私が勉強をしないことがしれている…何故だ…((家が隣だからね
蒼「思い出した!あの心霊スポット行こうぜ!」
ガバッと蒼が跳ね起きて、シュピーンと効果音がつきそうなほどな顔をしていった。
『ぁあ、今日ももかさんたちが話してたやつ?』
ももかさんはクラスメイトの心霊好きの人。
光莉「そういうのって私信じてないのよね〜」
ヴラド「…おすすめはしないですよ。」
蒼「もでも!高校生初めての肝試し!!よくない?!」
『私もいきたい!一回だけ!何もなかったら帰って来ればいいしさ!』
蒼「だろだろ!」
光莉「あんたら二人じゃ心配だからついてってあげるけど、長居はしないよ?」
ヴラド「貴方たちが行くなら俺も行きます。なんか心配ですし。」
蒼・A「『っしゃぁい!』」
光莉「心配だからついていくだけ。」
ヴラド「俺も心配なので。」
『じゃあ明日夜8時に私の家の前で!』
「「「了解」」」
…正直怖い。
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作者名:ソーン | 作成日時:2022年6月1日 18時