２＊放課後 ページ2
蒼「はぁっ、はぁっ、ちょ、なんでAってそんなに足速いの、」
息が上がっている蒼を横目に私は息切れもせずに仁王立ちしていた。
『ふふん、バレー部舐めるんじゃないぞ』
蒼「俺サッカー部！！！！」
確かに蒼は高一にし副キャプテンにのしあがった凄い人だ。
ヴラド「前回は蒼が勝ちましたけど今回はAが勝ちましたね。」
光莉「ほんと、どっちが本当に足が速いんだか…」
『どっちでもいいでしょうよ。早く蒼ん家行こ〜、暑い！』
蒼「確かに夏近いし気温上がってきてるもんなぁ。うし！家までも競争だA！！」
『さ、くりちゃん〜いこ〜』
光莉「は〜い」
蒼「フル無視は流石に傷つく！！！！！」
ヴラド「ほら、いきますよ。俺にも置いていかれたいですか？」
蒼「僕の親友たちって心無いっけ？？？？？」
蒼が永遠に喚き続けるのでなんやかんや相手をしながら学校から一番近い蒼の家にみんなで行った。
蒼「かーさーん！ただいまー！」
蒼母「おかえりなさい。こんにちは光莉ちゃん達。よくきました！さ、上がって、」
ヴラド・光莉・A「「『お邪魔します』」」
蒼のお母さんは美人。もう、うん、美人。わかるかな？(語彙力の低下)
蒼「母さん、このお菓子持って行っていい？」
蒼母「あ、全然おっけー！食べちゃって、もうすぐ賞味期限切れると思うし。」
蒼「ありがと！勉強してきまーす！」
蒼はバスケットいっぱいに入ったお菓子を抱えた。
私たちは蒼のお母さんにお礼を云って、蒼の部屋へと駆け込んだ。
光莉「蒼の部屋って意外と綺麗よね、ぐちゃぐちゃな印象があるんだけど。」
ヴラド「毎回くる時思いますけど、この帽子いいやつですね。」
蒼「だろ！俺のお気に入りだ！くりちゃんはなんか失礼なことが聞こえた気がするんだけど。」
光莉「だってそう思うじゃん、ね〜A、」
『確かにそうだよねぇ、なんかごちゃっとしてそう。』
蒼「酷くない？」
蒼の部屋は綺麗に掃除されていて、机の上のものも少ない。カーペットとかも綺麗だし。
ヴラド「早く始めますよ。俺、夜までには帰んないといけないんですから。」
そう云ってヴラドはバックから教科書とノートと文房具を取り出した。
光莉「だねだね、はやくやって終わらせよ！」
ぁあ…勉強会確定になってしまう…本当は遊ぶ気満々できたんだけども。
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作者名：ソーン | 作成日時：2022年6月1日 18時
