自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ10)

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10話ページ10

ロン「A、また僕のローブを貸すし、そいつのなんて借りる必要ないだろ」

ドラ「なんだウィーズリー、煩いぞ。お前のお下がりローブなんかをAに着せるつもりなのか？」

ロンが横から声をかけてきたと思ったら、二人はまた口論になってしまった

人にローブを貸すのって流行ってるの…？それとも何か意味があるとか…？

頑なに自分がローブを貸すと譲らない二人に首を傾げる

『ハリー、ハーマイオニー、どうすればいいの、これ…』

ハー「放っておいていいわよ。さ、行きましょ」

そう言ってハーマイオニーは私の腕を引いて歩き出した

まあ、何だかんだあの二人って仲良さげだし大丈夫かな…

城に入り、大広間まで行くとミネルバ先生がハリーとハーマイオニーを連れて行ってしまった

１人ぽつんと座っていると、ドラコとのお話も終わったのかロンが来て隣に座った

ロン「何で置いていったんだよ、全く…それに、いつまでマルフォイのローブなんか着てるのさ。君はグリフィンドールだろ？」

『ええ、私はグリフィンドール生だよ。でも折角貸してくれたのに断れないでしょ？ねぇ、ローブを貸すのって何か意味があるの？二人とも凄くそれに執着してるようだったけど…』

フレ「姫がマルフォイのローブなんか着てちゃ無理はないぜ」

ジョ「ロニー坊やは嫉妬してるのさ」

目の前に座ったフレッドとジョージがいつもの悪戯っぽい笑みで声をかけてきた

ロン「なｯ！そんなんじゃない！」

『嫉妬…？え、仲良いとは思ってたけどそんなに？』

ロン「か、勘違いしないでくれよ、あの二人が言ったのは嘘で…！」

『いいと思うよ、ロン。親同士が仲悪くても子供には関係ないでしょ？ドラコと仲良くしたいならしてもいいと思う。何なら私ドラコと話す機会作るの手伝うし、ね？』

ロン「は？…何を言ってるんだ？」

目の前ではフレッドとジョージが吹き出して大笑いしていた

ロンは理解できないといった顔で私を見ている

話していたらいつの間にか１年生が入ってきていたようだ

組み分けが着々と進み、グリフィンドールにも沢山の生徒が入ってきた

もう、私も入学してから２年が経ったんだ…組み分けの時のことも、昨日の事のように思い出せる

組み分けが終わってからハリーとハーマイオニーが戻ってきた

私とロンの隣に座って、ハリーが何があったら説明しだした時、アルバス校長が立ち上がったのでそちらに注目した