自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ6)

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6話ページ6

ハー「シリウス･ブラックが貴方の命を狙ってるですって？ああ、ハリー…ほんとに気をつけなきゃ…自分からトラブルに飛び込んでいったりしないでね、ハリー…」

ハリ「いつもトラブルの方が飛び込んでくるんだ」

ロン「ブラックがどうやって逃げたのか、誰も分からない。ブラックは一番厳しい監視を受けてたんだ…」

そんなに厳しいアズカバンの監視すら抜けてくるなんて、よっぽど凄い人なんだろうなぁ…

ハー「A、貴女いつも、何があってもハリーを守るって言うじゃない…今回は言わないの…？」

『え？ああ…勿論何かあったら守るつもりだけど、そこまでハリー自体を狙って何かが起こるような気はしなくて。まあ、少なくとも私が見ているうちはハリーに手は出させない…ね、スキャバーズ』

ロンの胸ポケットに居る膨らみをちょこっとつつくと大袈裟なくらいに震え始めた

ロン「Aやめろよ、コイツは病気なんだ！」

『ああ、ふふ、ごめんなさい』

その時ロンからハリーへのプレゼントである、「スニーコスコープ」が激しく回転して音を出していた

確か何か怪しい人とかがいたら反応するんだっけか…凄い優秀なものね

それから話題は3年生になったら解禁されるホグズミードの話になった

そういえばそんな話聞いてたな…

ロンはお菓子屋さんについて熱く語っていた

ハー「ちょっと学校を離れて、ホグズミードを探検するのも素敵じゃない？」

ハリ「だろうね。見てきたら教えてくれよ」

ロン「どういうこと？」

ハリ「僕、行けないんだ。ダーズリーがサインしなかったし、ファッジ大臣もサインしてくれないんだ」

やっぱり、もし本当にシリウス･ブラックがハリーを狙っているなら、先生方や大臣は許可を出さないだろう

ロンはフレッドとジョージなら抜け道を知っているだろうから…と言っていたけど、ハーマイオニーは案の定反対した

でも、ハリーが寂しい思いするのは嫌だなぁ…私の許可証をハリーにあげるとか…流石に無理か…

因みに私は保護者は特にいない為に寮監であるミネルバ先生がサインをくれたけど、ハリーが行かないなら行くつもりは無い

私は貰えてハリーは貰えないなんて、そんなのは不公平だもの