自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ43)

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43話ページ43

ハー「貴方達、どうして…どうやってここに…？」

それから二人に忍びの地図のことを話した

ロンはフレッドとジョージが弟の自分にくれなかった事に腹を立てている様子

ハーマイオニーはシリウス・ブラックさんが抜け道を使って城に入り込んでいるかもしれないから先生に言わなければと不安そうにしている

確かに抜け道を使って入った可能性が一番高いだろう

出入口に暴れ柳の植わっている所は使えないと皆思っているようだけど、でもあの柳って意外と大人しくしてくれたりもするし…

しかし、ハーマイオニーもハリーと私が無許可で来たことを言いつける気は無いらしく、4人でハニーデュークス店をあとにし、吹雪の中を歩き出した

『うう…寒い…暖かい格好してくれば良かった…』

ハー「貴女、寒いの苦手ならもう少ししっかり防寒なさいよ…」

『だって、ホグワーツに残るつもりで居たし、地図貰ってすぐ来たから…』

私は隣に居たハーマイオニーの腕にしがみつき、身体を寄せながら歩いた

そうしながらホグズミード村のことを色々と紹介して貰っていたけど、防寒している二人でさえ震えていることもあって、私達は「三本の箒」というお店でバタービールを飲むことにした

ロンが買ってきてくれると言うので、私達は奥の小さなテーブルへと進む

少しするとロンが4つジョッキを持ってきてくれた

ロン「メリークリスマス！」

初めて飲んだバタービールはとても美味しくて、体の芯から温まる…

その時、お店に近づく気配を感じて少し慌てる

『あ、先生とかが来る…ハリー、隠れた方がいいかも？』

言った瞬間、扉が開き、ミネルバ先生、フリットウィック先生、ハグリッド、それから魔法大臣のファッジさんが入ってきた

すると私とハリーはロンとハーマイオニーにテーブルの下へと押し込まれた

その拍子にハリーのバタービールが零れた

ハーマイオニーはクリスマスツリーを私達が見えないように動かしてくれ、先生方はすぐ側のテーブルに腰掛けた

マダムロスメルタも大臣のお誘いでその席に加わる

それから先生方はシリウス・ブラックさんの話をしだした