自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ31)

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31話ページ31

談話室に戻ると既に大勢の生徒で溢れ返っていた

ハーマイオニーとロンがハリーにお土産を渡してホグズミードについて話しているところだった

ハー「ああ、A！貴女にも沢山お土産買ってきたわよ」

『わ、凄い…こんなに沢山？ふふ、ありがとう。二人とも楽しかった？』

ロン「勿論さ！三本の箒で飲むバタービールは最高さ…！」

ハー「貴方達は何していたの？宿題やった？」

ハリ「ううん。ルーピンが部屋で紅茶を入れてくれた。それからスネイプが来て、ルーピンに何か、薬を飲ませて…それで、Aを連れ去ったんだ」

ロン「ルーピンがそれ、飲んだ？マジで？」

どうやら皆はセブルス先生がリーマス先生の薬に毒を持ったりしていないかと気にかけているようだ

セブルス先生相当疑われてるよね…

それからそろそろ宴が始まるからと談話室を出て大広間へと歩いた

ハー「Aはスネイプと何をしていたの？」

『私は先生のお手伝い兼薬作りの勉強…自分の薬もそこで作らせてもらってたの。一応言っとくけど、セブルス先生は薬に毒なんて入れてないからね？』

ハロウィーンの宴は今年もとても楽しいものになった

料理は凄く美味しいし、ゴーストによる余興も面白かった

宴が終わって寮への道を歩く

けれど、グリフィンドール塔の方からはざわめきが聞こえてきた

肖像画の前が大混雑だ

どうやら肖像画が閉まったままらしい

パー「何をもたもたしている？全員合言葉を忘れたわけじゃないんだろう。ちょっと通してくれ…僕は首席だ＿＿＿＿＿＿＿＿誰か、ダンブルドアを呼んで、急いで」

パーシーが人混みをかき分けて肖像画の前まで行ったと思ったら叫び声をあげ、校長を呼べと言う

『あら…やっぱり何かまずいことが起きたんだね』

ハー「貴女、何を悠長に…」

そしてすぐにアルバス校長が現れた

生徒は道を空け、校長が肖像画の前まで近づいていく

私達4人も近づいてみると、レディは肖像画から消え、絵は滅多切りにされていた

先生方も皆集まり、レディを探すと校長が指示を出していた時、ピーブズが現れた

ピー「校長閣下、あの女が酷く泣き叫びながら五階の風景画の中を走ってゆくのを見ましたよ」

アル「レディは誰の仕業か話したかね？」

ピー「ええ、確かに。レディが入れてやらないんで酷く怒ってましたねぇ…あいつは癇癪持ちだねぇ、シリウス・ブラックってのは」

シリウス・ブラック…脱獄囚の人、だよね？