自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ4)

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4話ページ4

夕食はとても楽しかった

ウィーズリー家の7人、ハリー、ハーマイオニー、私の10人でご飯を食べた

フレ「パパ、明日どうやって駅まで行くの？」

アー「魔法省が車を２台用意してくれる」

パー「お父さん、どうしてお役所から車が来るんですか？」

アー「そりゃ、私たちにはもう車はなくなってしまったし、それに、私が勤めているのでご好意で…」

何でアーサーさんは嘘をついているんだろう…いや、嘘という程のものでは無いかもしれないけど、何か誤魔化してるような感じ…

それからご飯を食べ終えた皆は、明日の荷物の確認をしなければと早めに部屋に戻っていった

私も荷物は無いし時間はあるけど、１人でここに居てもしょうがないと思って部屋に入った

しかし、何やら騒ぐ声が聞こえた

この声はロンとパーシーかな…鼠の栄養ドリンクとパーシーの首席バッジが無くなったみたいだ

栄養ドリンクについては分からないけど…首席バッジに関しては多分フレッドとジョージが持ってるんだろうな

教えてあげようか悩んでいたら、私はいつの間にか眠っていたみたいだった

久しぶりに皆に会えて気持ちが高ぶってたからなぁ…

朝、目を覚まして一番に感じたのは、ハリーの様子が変だということ

会ってすぐに「話がある」と言われたけれど、そこにフレッドやジョージが来たら話を中断してしまった

きっと他の人には聞かれたくない話…

それからもハリーが話してくれるのを待っていたけど、皆出発前はゴタゴタとしていてそれ所ではなかった

魔法省からの車が到着した

アーサーさんは何故か漏れ鍋からその車に乗るまでの短い距離をハリーが歩くのに付き添った

辺りに注意を巡らせ、ハリーを丁寧に車の中に入れて…余りにもハリーのことを守ってますって雰囲気がダダ漏れで気になる

またハリーの身になにか起こるというの…？

私達が全員乗り込むとついに出発し、直ぐに駅に着いた

けれど、またもや車から降りて移動する際もアーサーさんはハリーにぴったりとくっついて歩いていた

9と４分の３番線に入る時も二人ずつと言って真っ先にハリーと一緒に行ってしまった

『ねえ、ロン。アーサーさんってハリーの事大好きなの？それともハリーの護衛係？ずっとくっついてるよね…』

ロン「パパは確かにハリーのこと好きだろうけど…くっついてるのはたまたまだろ。」

たまたま…たまたまでこんなにずっとくっついてるの？