自然天然森ガール？～アズカバンの囚人(前編)～ (ページ28)

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28話ページ28

ハロウィーンの朝

私達はいつも通り4人で朝食を食べた

ハリーは元気なさげだ

ハー「ハニーデュークスからお菓子を沢山持ってきてあげるわ」

ロン「うん、たぁくさん」

ハリーの落ち込みっぷりを見て二人は喧嘩もやめたようだ

そしてフィルチさんがホグズミードに行く生徒をチェックしている所まで二人を見送った

ドラ「居残りか、ポッター」

『ふふ、そう、ハリーと私は二人で仲良くお留守番してるわ。ドラコも楽しんできてね』

ハリ「えっ、Aも？」

ロン「君、行かないのかい？」

『あれ、言ってなかった？だってほら、私両親にサイン貰うなんて出来ないもの。生きてこそいるけど、到底無理。だからハリーは１人じゃないよ』

私がにっこり笑いかけるとハリーは少しだけ気持ちが軽くなった様子だった

ハー「もう、聞いてないわよ！でも、そうなると貴女これから先も行けないってこと…？ハリーはまだ可能性はあるけど…」

『あー…多分？でも気にしないで、私ホグワーツ好きだから。ほら、早く行ってらっしゃい、お土産話楽しみにしてるね』

私が笑って手を振るとロン、ハーマイオニー、そしてドラコまでもが顔を少し陰らせた

確かに少し気になるけど…でも、本当に気にしてないのになぁ…

ハリーと二人で談話室まで戻る

中には1年生、2年生、少しの上級生でいっぱいだった

コリンに話しかけられたけど、ハリーが断ったので私もハリーに連れ添って一緒に図書室まで行こうとした

途中でフィルチさんに会ってガミガミと怒鳴られたけど、そのまま歩く

するととある部屋から声をかけられた

リマ「ハリー？それに、Aかい？」

リーマス先生が自室の扉からひょっこり顔を覗かせていた

リマ「何をしている？ロンやハーマイオニーはどうしたんだい？」

ハリ「ホグズミードです」

リマ「ああ。ちょっと中に入らないかい？紅茶はどうかな？」

『紅茶飲みたい。ハリー、いい？』

ハリーが頷いてくれたのを見てリーマス先生の部屋へとお邪魔した

ホグワーツの先生方は紅茶のプロなのかと思うくらい皆美味しい紅茶を淹れてくれる

違う種類でも、どれも美味しくてすぐ気に入ってしまう

椅子に座って紅茶をいただく

やっぱり美味しい…

私がホッと頬を緩ませていると、ハリーとリーマス先生はボガートの話をしていた