25話 ページ25
ハリーが杖を構え、ボガートと向かい合う
すると現れたのは
ディメンターだった
背筋が凍るような思いをしながらもハリーの元へと駆け付けるも、私が行く前にリーマス先生がボガートを引き付けた
リマ「こっちだ！」
リーマス先生の方を向いた瞬間、ボガートは銀色の丸いもの…月かな…に、姿を変えた
先生が呪文を唱えて月を風船に変え、箪笥の中に戻した
やっぱりリーマス先生は月が怖いのね
先生が出てこられなくなる前に、セブルス先生に色々教えてもらおうかな…
と、そんなことよりも今はハリーだ
『ハリー、ハリー大丈夫？』
ハリ「え、ああ、うん…僕は大丈夫…」
リマ「皆良くやった。ボガートと対決した生徒1人につき5点あげよう。ハーマイオニーとハリーも5点ずつだ」
ハリーと、その後ろに並んでいたハーマイオニーはボガートと対決していないけど、最初に質問に答えたからと点を貰ったようだ
そして授業は終わった
生徒は皆授業の感想を楽しげに話していたけど、ハーマイオニーはボガートと対決できなかった事を残念がっていたし、ハリーはきっとディメンターの事で思う所があった様子
それ以来、殆ど全ての生徒にリーマス先生の授業は人気になった
赤帽鬼や河童についての授業も楽しいものだった
それにリーマス先生は加点をしてくれる事が多かったから、セブルス先生によって理不尽に引かれた点を取り返すのにもちょうど良かったと思う
その後はネビルがセブルス先生(ボガート)にお祖母様の格好をさせたという噂が広まって、先生はとても機嫌が悪くなったり…(私もセブルス先生の女装ver.に変身させたと知った先生は凄い形相だった)
占い学では先生がハリーを見る度に目に涙を浮かべてうんざりしたり…
ハグリッドはどうやら自信を失ったようで、あれ以来授業では私達にとことんフロバーワームの世話をさせたり…
皆授業に対する不満も増えてきた頃
ついにクディッチシーズンがやってきた
グリフィンドールのキャプテンであるオリバーは、最後の年ということもあって一段と気合が入っている様子
ハリーは毎日練習に忙しそうだけど…とても楽しそうで見ていて嬉しい
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作者名：葱 | 作成日時：2020年2月2日 17時
