23話 ページ23
問い詰めても今度もまたはぐらかされてしまった
まあ、複数人いるだなんて言ったら皆混乱しちゃうしね…
その後は昼食を食べてから「闇の魔術に対する防衛術」、リーマス先生の初授業だ
先生は教室に現れてそうそう、教科書はしまって杖だけでいいと言った
実地練習…悪夢の様なピクシー妖精の事件を除けば初めてのことだった
それから私達は教室を出て、職員室まで連れてこられた
職員室にはセブルス先生だけが座っていた
『セブルス先生だ、先生こんにちは』
さっき授業で会ったばかりだけど嬉しくて手を振る
勿論無視された
セブ「ルーピン、多分誰も君に忠告していないと思うが、ネビル･ロングボトムには難しい課題を与えないようご忠告申し上げておこう。Msグレンジャーがひそひそと指図を与えるなら別だがね」
ネビルを虐めるのはよくないけど、でも先生ってハーマイオニーの事は認めてるってことだよね…彼女がいれば大丈夫って言ってるようなものだし…
リマ「ネビルには僕のアシスタントを務めてもらいたいと思ってましてね。ネビルはきっと、とても上手くやってくれると思いますよ」
流石リーマス先生、対応が完璧…
セブルス先生は腹立たしげな顔をして職員室を出ていってしまった
その後職員室の奥まで行くと、古い用箪笥がポツンと置かれていた
ガタガタと揺れているのは、中にまね妖怪、「ボガート」が入っているかららしい
リマ「まね妖怪のボガートとはなんでしょう？」
素早くハーマイオニーが手を挙げた
ハー「形態模写妖怪です。私達が一番怖いと思うのはこれだと判断すると、それに姿を変えることができます。」
リマ「私でもそんなに上手くは説明出来ないよ」
それからリーマス先生はボガートについて色々と説明してくれた
初めから私たちの方が有利な立場にあるが、それは何故か…という問いにはハリーを当てた
ハリ「えーと、僕達、人数が多いので、どの姿に変身すればいいか分からない？」
リマ「その通り」
ボガートをやっつける為には笑いが必要らしい
滑稽だと思える姿に変える必要がある
そして呪文の練習をした後、先生はネビルを呼んだ
リマ「君が一番怖いものはなんだい？」
ネビ「スネイプ先生…」
確かにセブルス先生に追い詰められたら怖くなるのも無理はないなぁ…
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作者名：葱 | 作成日時：2020年2月2日 17時
