自然天然森ガール？～夏休み～ (ページ13)

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13話ページ13

朝、目を覚ますと何故かセブルス先生がベッドに頭を預けて眠っていた

あれ、そもそも私いつの間にベッドに…？先生が運んでくれたのか…

流石にずっとこの体制で寝かせておくのも可哀想だよね

そう思った私はセブルス先生の体を静かに浮かせてベッドに寝かせた

しかし、布団を掛けた所で起きてしまったようだ

『ああ、先生起こしちゃいましたか？おはようございます』

セブ「ん…貴様…そうだ、おい、体調はどうだ。毎年見るという嫌な夢やらは見たのか」

『え？えっと…体調は、少しだけ頭が痛むけどそれだけ。夢は多分見なかったと思うけど…あれ、そうだ、私寝ちゃったのに夢見なかったなんて初めて…先生が守ってくれてたの？なんて…』

冗談めいて言ってみたものの、先生は何を言うでもなく何か考え事をしていた

セブ「ああ、確かに我輩が守ってやったようなものだな。感謝したまえ」

『へ…ふふ、そうなんですね？ありがとう先生、助かりました。でも元はと言えば先生のローブが私を安心させたから寝てしまったんですよ？』

まさかセブルス先生が自分から「守った」のだと言ってくるとは思わず、ついつい笑ってしまった

先生、最初よりもかなり優しくなった気がするなぁ

セブ「我輩は部屋に戻って貴様の報告書を書く。貴様には今日は自由行動を許可しよう…ただし、ハメを外しすぎないよう忠告しておく」

『ああ、ええ、分かりました。先生はまずちゃんと寝てね？』

返事は貰えず、先生は部屋を出ていってしまった

あんなに急いで何かあったのだろうか

私の報告書…家を追い出された時の詳細とか夢の話とかかな…

それとも、私が眠っている間に何かあった…とか？

まあ、考えても仕方ない

私は久しぶりの自由な時間を楽しもうと、早速着替えて部屋を出た

いい天気だし、箒の練習でもしようかなぁ