自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(後編)～ (ページ35)

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12話ページ35

顔を凝視される

『ロン、おはよう。再会のハグしてもいい？』

ロン「A！…いや、君本当にAか？」

何故だか少し警戒されているらしい

まあ、こんなご時世だし警戒するに越したことはない

『うん、Aだよ。何か質問してくれてもいいよ。例えば授業でロンが作った恐ろしい色した魔法薬の話とか…変身術で中途半端に変身したゴブレットの話とか…」

ロン「あああぁぁ！もういいから！はあ…」

ロンは顔を赤らめて止めてきた

そして今度は忙しなく髪を触って抑えている

でも改めてこちらに向き直ってくれた

ロン「A、おかえり」

朝日に照らされて燃えるような赤毛が綺麗に輝く

大好きな親友が笑顔で迎え入れてくれる

私は幸せ者だ

堪らず抱きついた

『ただいま、ロン』

ロンは一瞬固まったけど、すぐに恐る恐ると言った様子で抱きしめ返してくれた

それから皆を起こし、無事に再会の挨拶も済ませた

そしてみんな揃っての朝ごはんをいただく

フレッドとジョージはお店にいるし、パーシーもいない

ウィーズリー家にしては随分と静かだけれど、それでも十分温かく楽しい生活が始まった

それから数日はロンと共に課題を進めたり、ジニーにヘアアレンジを施してみたり、逆に私がジニーに着せ替え人形にされたり…楽しく過ごした

そういえばロンの梟であるピックウィジョンに薬草の配達も無事に頼めた

…無事に届けてくれるかはわからないけれど

そしてついに今日はハーマイオニーが来る日

食器を洗ったり家事をしながら、しきりに外を気にしてしまう

今モリーさんがハーマイオニーを迎えに行っているのだ

まだかまだかとソワソワしていると、突然に景色が歪んだ

歪んだ空間からは二つの人影が…

目にした瞬間に外へ飛び出した

『ハーマイオニー！』

思い切り抱きつく

ハー「きゃ！ちょっとA、びっくりするじゃない！」

しっかりと受け止めてくれながら頬をつねられた

『ごめんなさい、とても会いたかったから…久しぶり、ハーマイオニー』

ハー「もう、仕方ないんだから…私も会いたかったわ、久しぶり」

こうして私は二人目の親友と再会を果たした

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早くハリーに会いたいな、と思いを馳せていたある日

モリーさんが受け取った手紙に用が終わったとの旨が書かれていた

差出人はダンブルドア

つまり…

ついにハリーに会える！