自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ1)

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1話ページ1

ハリーside

夏休み半ばのある日

僕は従兄弟のダドリーと共にディメンターに襲われた

命からがら何とか守護霊を創り出して追い払ったは良いものの、魔法省はそれを良しとはしなかった

僕を始末したいのか、ディメンターの失態を知られたくないのか…

僕を退学とする旨の手紙まで届いてしまった

もうこのままずっとダーズリーの家で暮らすことになるのだろうか

友達にも会えなくなるのだろうか

誰とも分かち合えず１人で考えていると、どうしても不安は膨らむばかり

僕の親友達は一体何をしているんだ？

手紙を出したっていうのに一向に返事が来ない

夏休み中ずっとだぞ？

不安の大きさに比例して、苛立ちも増していった

ヘドウィグの帰りを待つのみの日々

しかしある日、ダーズリー共が外出した夜のこと

家の中に何か物音を聞いた

1人じゃない…何人もの人間の気配…ガヤガヤと話す声が聞こえる

恐る恐るその音の元へ行くと、見知った顔があった

ムーディとルーピンが居るじゃないか！

他の7人の魔法使い達は興味津々に家の中を見回している

リマ「やあ、ハリー。久しぶりだね」

ハリ「あの…皆さんは、どうしてここに？」

リマ「君を迎えに来たんだ」

ムー「行こう」

そうして僕は疑問を抱えたままに、箒に跨った

そして四方を固められ護衛されながら辿り着いた先はロンドンの何処か

マグルが住む普通の家ようだけど…？

しかし、この場所の住所が書かれた紙を見せられると、忽ちアパートは形を変え、11番地と13番地の間に12番地が出現した

グリモールド・プレイス 12番地不死鳥の騎士団の本部…

一体なんだっていうんだ？

中に入り最初に出会ったのはウィーズリーおばさん

いつもの様に笑顔で歓迎してくれた

モリ「ロンもハーマイオニーも上に居るわ。会議が終わるまで一緒にお待ちなさいな。それからお夕食よ」

おばさんに案内されて階段を上り、部屋に入る

その瞬間、勢い良くハーマイオニーに抱き締められた

ハー「ハリー！ああ、元気なの？大丈夫なの？私達のこと怒ってたわよね。だけど貴方に何も教えてあげられなかったの、ダンブルドアに誓わせられて。＿吸魂鬼ですって！兎に角酷いわ。魔法省は貴方を退校にはできないわ。生命を脅かされる状況においては＿＿＿」

ロン「ハーマイオニー、ハリーに息ぐらいつかせてやれよ」

背後からはロンが入ってきた

久しぶりの再会だ