自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ47)

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47話ページ47

ダンブルドアは“時“とやらが来るまではハリーをしっかりと守ってくれるのだろうと思っていた

彼がいなくなったら、アンブリッジが何をするか…

『ねえドラコ、例の集会をしていた皆の処罰ってどうなったか知ってる？』

ドラ「書取りをさせるらしいぞ。僕は退学ぐらいさせるべきだと思うけどな」

ドラコは気に入らない様子だけどとりあえず安心した

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そのまま私が何も知らないまま時は過ぎ

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フクロウ試験がやってきた

皆教科書やノートを片時も手放さず、暇さえあれば何度も見直す生活を送っていた

それも漸く今日で終わり

今日は最終日、残るは闇の魔術に対する防衛術のみとなった

…最後がアンブリッジなんて、気が滅入る

少し前に寮監による進路指導が行われ、将来就きたい仕事によって必要な科目があり、試験で好成績を取らなければ来年とれない授業もあると説明された

セブルス先生は最も良い成績を取った人にのみ授業を受けさせると言っていたし…

申し訳ないことに、私はその進路指導の場で自分の将来を語ることはできなかった

ミネルバ先生は癒者や魔法薬学に関する仕事はどうかと提案してくれたし、それも楽しそうだとも思った

…けれど、正直将来を考えたことはないし、そんな将来を期待しているわけでもなかった

何はともあれ、良い成績を収めて好きな授業を受けたいし、試験はしっかりと頑張ったつもりだ

来年はアンブリッジがいなくなっているはずだと踏み、この試験も真面目に解き終えた

ぼんやりとしていると教室の外から何やら騒がしい声が聞こえてきた

皆もそれに気づき始め、アンブリッジが確認しようと扉を開けた次の瞬間

勢いよく何かが飛び込んできた

『フレッドとジョージ？』

双子は箒で教室中を飛び回り、あちこちに花火を打ち上げた

皆大盛り上がりで試験も放って双子に続いて外へ出る

アンブリッジは既に花火によってノックアウト済みだ

双子の飛び回る姿を多くの生徒が尊敬の眼差しで見上げていた

私は1人少し離れたところでその様子を見る

スカッとしたし流石あの双子は考えることが違うと感心した

でも、こんなことをしたらただでは済まないだろう

…2人はきっとホグワーツから出ていく気なのね

そう思うと途端に寂しくなってきた

勿論私が2人に駆け寄るなんてできないけれど