自然天然森ガール？～炎のゴブレット(後編)～ (ページ9)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:85,765 hit

69話ページ9

早足で戻っていくハーマイオニーの後ろをゆったりと歩く

ロンたちの元へ戻ったハーマイオニーはお誘いにOKした旨を伝えると、そのまま部屋を出ていった

ロン「おいまさか…嘘だよな。あいつ、嘘ついてる」

ハリ「どうだろうね」

『嘘じゃないと思うよ？ハーマイオニーの事気になってる人が居るのも事実だしね。じゃあ、私も提出し終わったから行くね』

ロン「そうだ！君も女の子だろ！僕らのどっちかと行く気ないかい？」

ハリ「ロン、Aが人気なの忘れてるの？きっともう申し込まれてるよ…」

『あー…ごめんね。色々問題あって、パートナーにはなれないの』

ロン「それってどういう…」

ロンの言葉を遮るように、セブルス先生が背後から二人の頭を鷲掴み、机に強制的に向かわせた

『わぁ…』

セブ「終わったなら帰りたまえ。他の生徒の気が散る」

『うん、それじゃあ、またね先生。ロンとハリーも頑張って』

セブルス先生に睨まれながら部屋を出る

寮に戻るとハーマイオニーが居た

そうだ、ビクトールさんとのこと聞いてみよう

『ねえ、ハーマイオニー。ビクトールさんからお誘い…というか、んー…話しかけられたり、した？』

人の好意とかを勝手に話すのは良くないかもしれないと思いとどまり、取り敢えず話しかけられたかを聞く

ハー「A！何で知ってるの？…ええ、私、彼にパートナーになってほしいって、申し込まれたの。それで、YESって言ったわ」

『そうなんだ！ふふ、ビクトールさんなら安心ね。私が図書室に居た時に話しかけられてね、ハーマイオニーの事聞いてきたの。貴女のこと素敵だって言ってたよ』

私がそう言うとハーマイオニーは顔を真っ赤にして俯いた

やっぱりハーマイオニーってとっても可愛い女の子だと思う

ハー「わ、私の事は良いのよ。それでA、貴女は？沢山誘われてるでしょ？」

『いや、殆ど話しかけられる前に逃げてるし…お誘いかどうかも分からないけどね』

ハー「絶対お誘いに決まってるじゃない！そう言えば…マルフォイが二人で話したいって言ってたじゃない？あれもお誘いじゃなかったの？」

『あー…うん…お誘いされた…』

ハーマイオニーは途端にきゃあきゃあとし始めた

『あ、でもお断りしたよ。ロンとハリーにも同じ様に断った』

ハー「ええ！何で？もう誰と行くか決めたの？」

『ううん。私は誰とも＿＿』

その時、扉が開かれ沢山の生徒が入ってきて、会話は中断された