自然天然森ガール？～炎のゴブレット(後編)～ (ページ5)

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65話ページ5

一緒にいる女の子…基本一緒に居るのはあの3人だし、その中で女の子と言えば1人しか居ない

『ハーマイオニーのこと？』

クラ「ハーミイ、オウン…？」

ハーマイオニーという発音はどうやら難しいらしい

話し方も少し片言だし…

『ハーマイオニー、あの髪の毛ふわふわの可愛い子の事でしょ？彼女が今どこにいるかは知らない。彼女に用でも？』

クラ「ヴぉくは、彼女と、話がしたいです。彼女は、あー、素敵、です」

つまり…ハーマイオニーの事が気になるってこと？

ハーマイオニーの魅力を分かっているのなら邪険に扱うこともないよね

『ハーマイオニーは頻繁に図書室に来るからここに居れば会える確率も高いよ。もしあれなら私から彼女に貴方のこと言っておこうか？』

クラ「いえ、ヴぉくは、自分から、話しかけたいです。だけどありがとう、です」

『ふふ、そっか。じゃあ頑張って。…ああ、私はA・フローレス、何か助けが必要だったら言ってね。それじゃあ、またねビクトールさん』

ビクトールさんに手を振り図書室を出る

ハーマイオニーはロンが好きなように見えるけど…まだ分からないよね

もしハーマイオニーとロンが相思相愛だとしたら、ビクトールさんの登場で上手くお互いに想いを打ち明ける機会になるかもしれないし…

ビクトールさんの事は結構好印象だけど、それでも親友達の方が大事だし、利用する感じになっても許して欲しい

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木曜日

変身術の授業

ミネ「ポッター！ウィーズリー！こちらに注目なさい！」

ホロホロ鳥をモルモットに変身させる課題をみんなやり終え、宿題についてもメモをとって終業のベルを待つのみとなっていた時

ミネルバ先生の声が響いた

ミネ「皆さんにお話があります。クリスマス・ダンスパーティが近づきました＿＿」

話を要約すると、三校対抗試合の伝統で4年生以上が参加するダンスパーティがあるらしい(下級生は招待されれば参加可能)

クリスマスの夜8時から12時までやるらしいけど…絶対私寝ちゃうなぁ…

その後のミネルバ先生の言葉を、私は夜遅くまでパーティに居ないといけないことを考え憂鬱でろくに聞いてもいなかった

それからというものの、何故か幾つもの視線が痛いほど突き刺さるようになった

私別に何もしてないと思うのだけれど…

女子はヒソヒソと固まって話し合い、男子は男子でソワソワしながらも少し憂鬱そうにしている