自然天然森ガール？～炎のゴブレット(後編)～ (ページ16)

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76話ページ16

広間への道を歩きながら二人(主にロン)に問い詰められる

ロン「君、まさかマルフォイと…そ、そういう関係なわけじゃ、ないよな？」

『何のこと？それよりもロン、顔赤いけど…間違えてお酒でも飲んだの？』

ハリ「A、ロンが言いたいのは君とマルフォイが恋人同士とか、そういうのじゃないかってことだと思う…」

『恋人…違うよ？何でいきなりそんな事になるの？』

ロン「そりゃ、君、ダンスパーティのパートナーであろう事か、き、キスまで、したってなったらそれしか考えられないだろ！」

『ドラコのパートナーはパーキンソンでしょう？私は１曲踊っただけだよ。キスだってただ幸せを齎すものってだけじゃ…』

ハリ「君の知識って勉強以外は結構絵本に偏ってる気がするよ…」

首を傾げているとセドリックがやって来た

そういえば人が大勢広間から出てきたしもうパーティは終わりらしい

そう思うと一気に眠気がやってきた…

その後セドリックがハリーと二人きりで話したがってたので、私はロンと二人で寮へと戻った

ハーマイオニーはビクトールさんと一緒に居るみたいだし邪魔は良くない

談話室に入るとすぐ後ろからハーマイオニーも入ってきた

『ハーマイオニー、楽しかった？』

ハー「ええ、とても。それにしても貴女、途中まで何処に居たの？マルフォイと踊ってる姿しか見なかったけれど…」

『私達端っこで踊ってたのによく見つけられたね？』

ハー「何言ってるのよ、貴方達とっても目立ってたわよ？マルフォイもスリザリンには人気だし…貴女もとっても綺麗だったもの、皆見てたわ」

『確かにドラコは熱い視線を受けてたか…』

スリザリンの中心人物であるドラコが踊っていれば目立つのは当たり前、ハーマイオニーが見つけても不思議ではない

私はその後すぐに眠気に勝てずに部屋への階段を上がったけど、ロンとハーマイオニーは何やら言い合いになっていた

なんだかんだ言ってあの二人は仲良いし大丈夫だろうと、半ば投げやりにその場をあとにした

ハー「今度ダンスパーティがあったら＿＿＿＿＿＿前に申し込みなさいよ。最後の手段じゃなくって！」

ロン「＿＿＿全く的外れもいい所だ＿」

所謂あれが話に聞く痴話喧嘩…そういうものなのかな

そう思いながら私は何とか寝支度をしてベッドへと倒れ込んだ

こんなに夜更かしするなんて…

そうして私は、疲れからかいつにも増して深い深い眠りについたのだった