リドル寮長のお姉さん【twst】 (ページ29)

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トレイ「リドル……。
俺も悪かった。お前が苦しんでるの知ってたのに
ずっと見ない振りをしてた」
リドル「うっうっ、うう……」
『私もごめんね、リドル。
寂しい思いも、苦しい思いもさせて……』
申し訳なさそうに謝る二人。
トレイが続ける
トレイ「今日は、言うよ。
リドル、お前のやり方は間違ってた。だからみんなにちゃんと謝るんだ」
『うん、そうだね。
……リドル』
姉からそっと離れ、リドルは泣きながらちゃんと謝った。
リドル「……うっ、ぐす……ごめんなさい……
ごめんなさい……っ！」
それを聞いたエースが口を開く。
エース「オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら言おうと思ってたことがあんスけど……
ゴメンの一言で済むわけねーだろ！
絶ッ対許してやらねーーー！！！！」
ケイトは驚いた様子で
ケイト「え～っ！？この空気でそれ言う！？」
との突っ込み。
エース「ったりめーだ！
こっちは散々コケにされたわけだし？
せっかく苦労して作ってた手作りマロンタルトを捨てられたわけだし？
涙ながらに謝られたくらいじゃ許せねーなあ」
『エース君って結構根に持つタイプなのね……』
意外と言いたげなA。
リドル「そんな……じゃあ、どうすれば……」
そんなリドルにエースが答える
エース「……オレ、しばらくは誕生日じゃないんだよね」
おっ、と気づくものもいれば
？とわかっていない様子のものもいる。
エース「だから、「何でもない日」のパーティーのリベンジを要求する。
オレたち、結局パーティーに参加できてねーし。
そんで今度はお前がタルトを作って持って来いよ。
あっ、トレイ先輩に手伝ってもらうのはナシだから！自分で苦労しろ！
……そしたら、許してやらないことも、ない」
ユウ「エースは手伝ってもらったくせに……」
そうユウが呟くと聞こえたのかエースが反論。
エース「外野は黙ってろっ。いい？わかった？」
リドル「……うん。わかった」
頷くリドル。これでめでたしめでたし……？？