リドル寮長のお姉さん【twst】 (ページ24)

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次の瞬間
薔薇の木が全てトランプに変化した
リドル「！？これは……」
エース「……あ、れ？
生きてる？なんだこれ、トランプ？」
デュース「薔薇の木が全部トランプに変わった！
これは……」
一同が困惑する中、トレイは冷静だった
トレイ「リドル、もうやめろ！」
ケイト「トレイのドゥードゥル・スート！？
えっ……どういうこと？」
グリム「魔法封じの首輪が外れたんだゾ！」
『これって、もしかして』
Aがトレイの方を見る
トレイ「言っただろ。俺の『ドゥードゥル・スート』は少しの間だけならどんな要素も上書きすることができる。
だから……''リドルの魔法''を''俺の魔法''で上書きした」
『やっぱり……』
ケイト「うっそ……
そんなんあり！？チートじゃん！」
びっくりするケイト
リドル「く……っ、首をはねろ！首をはねろったら！なんでトランプしか出てこないんだよぉ！」
何度試してもトランプしか出ずイライラしている様子のリドル
トレイ「リドル、もうやめろ。これ以上はお前が孤立していくだけだ！みんなの顔を見てみろ！」
見ると、寮生達が怯えた様子でリドルを見ていた
ハーツラビュル寮生A「ほ、本気でやる気だったのかよ……」
ハーツラビュル寮生B「さすがにやり過ぎだろ……」
ハーツラビュル寮生C「バ、バケモノだ……」
しかしリドルは気にする様子もなくトレイに言った
リドル「は……？トレイに魔法を上書きされた……？ボクの魔法よりキミの魔法のほうが優れてるってこと？」
トレイ「そんな事あるわけないだろ。
リドル、いったん落ち着いて話を聞け」
トレイの言葉はもうリドルには届かなかった
リドル「キミもボクが間違ってるって言いたいの？」
『リドル、話を聞いてよ』
リドル「姉さん……
姉さんだけは、ボクの味方だって思ってたんだよ
でも……姉さんはボクの事、否定したよね。
ボクはずっと厳しいルールを守って頑張ってきたのに！いっぱいいっぱい我慢してきたのに……！！」
『っリドル……！』
学園長「いけませんローズハートくん！
それ以上魔法を使えば、魔法石が『ブロット』に
染まりきってしまう！」

リドル「ボクは……ボクこそが……！！
絶対、絶対、正しいんだーー！！！！！」

トレイ/A「『リドル！！！』」

べちゃ。
べちゃべちゃべちゃ。

宝石が黒く、染まっていく。

もう、戻れない。